九死に一生か はたまた…

昨夜テレビで 京料理の修行を頑張る外国人料理人の話をやっていた。

その日はスッポンを捌く修行。

スッポンは死ぬとすぐに臭みが出るということで、生きたままグサっと一気にヤル。

暴れるスッポンに 何度も手が滑っては捕まえ損ね、最後に何とか仕留めることが出来た。

流石にテレビでは 既に解体を終えたスッポンしか映さなかったが、人間の為に 何とエグいことをするのか…

そんな話をしていたら、お友達が「タコはもっと可哀想だよ」と教えてくれた。





……YouTubeを見た。




ゲ…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡





明けて今日は ネットニュースでこんな記事を見つけた。



オーストラリアで あまりに大きくなり過ぎた牛。

業者が食肉加工工場のベルトコンベアーに載せることが出来ず、解体を免れ命を取り留めたという。

今後は一生牧場で飼われるそうだ。

ニュースはめでたしめでたしで終わっている。


普段 焼肉を美味しく頂いている身としては、この牛だけ助かり、周りの牛は食肉になるのだから少し複雑だ。






2日前、同じくテレビでは 引退した競走馬「ユビキタス」と調教師、そして引き取ってくれた馬主さんとの素敵な秘話をやっていた。

調教師さんは言う。

「引退馬はみんな悲しい運命を辿ると思われているけど、そうではない。

いい余生を送らせてやろうとしている人はたくさんいて、幸せな馬もたくさんいる」と。


本当にそうだろうか？

そうだといいのだけど。


せめて自分に出来ることは、ほんの少しだが ふるさと納税でサンクスホースプロジェクトを支援することぐらい。

それと以前は大好きだった馬肉も 今は食べないようにしている。


でも…


ふるさと納税返礼品に「和牛セット」をポチっとしようとしている自分がいる。



人間は都合のよい生き物だ。



Jesus Christ！



命を頂くことに感謝しなければ…





画像1 オーストラリアの大きくなり過ぎた牛

画像2 ユビキタスに優しく話しかけて交流する調教師の鈴木先生

ユビキタスは先生を憶えているように見える