人馬一体祝勝会

豊「インティ、G1初制覇おめでとう！よう頑張ったな。」

イ「あざーっす。俺やりました！４コーナー入ったとこでゴーサイン出たから、一気に駆け抜けてやりましたよ」

豊「相変わらず手前は変わらんかったけどな（笑）」

イ「ゲッ　バレてたんすか？( ;∀;)　いやね、ここだけの話　オレ左回りが苦手ってゆーか右手前が出来ないってゆーか、左のケツの方がでっかくなっちって・・・。」

豊「そんなんみんな知っとるわ(笑)　野中先生んとこであんなに練習しとったのになぁ。助手の和田さんなんか、最後　思わず声出とったらしいで」

イ「やっべ(*´ω｀)(笑)」

豊「まあ　それで勝ち切るんやから大したもんやけどな(*´▽｀*)　でも最初パドックで入れ込んどった時は心配したで。
どないしたんや？」

イ「だって異様な雰囲気やったもん。パドックの真ん中におっちゃんやおばちゃんいっぱいおるし、変なオレンジのマフラーのおっちゃん、こっちばっか見てきよるし・・・」

豊「それコパさんや(笑)」

イ「その横のオネエちゃん、じゃない菜七子さん、髪に黄色と赤のリボン結んでてごっつう可愛いくて。あぁこれがG1なんかぁ。昨日ワイドショーでもやっとったし、レースが全国に流れるんかなあ。九州におるケイムホームパパも観てるんかなあ？キティママも、丈夫になったオレのこと　喜んでくれるかなぁ？頑張らんとなぁ　頑張らんと　がんば　がんば・・・ヒヒ――ン(;''∀'')てなってもうてん」

豊「そうか。まあ先出しして落ち着いてくれたからよかったけどな」

イ「豊さんのエスコートのお陰っす。豊さんが輪乗りの途中で『インティ、もうすぐファンファーレやけどな。東京のファンファーレは途中でハイハイ（オイオイ）！っていう合いの手が入るけど、絶対かかるなよ！大丈夫やからな』って耳打ちしてくれてたから助かったぁ。でなきゃ、オレ　ゲート前で漏らしてたかも」

豊「そりゃ　母ちゃんもテレビの前でびっくりしたやろうな。よく堪えたよ」

イ「でもちょっとキッキングくんが羨ましかったっす。アイツだけ　輪乗りの時に菜七子さんに首筋とかヾ(・ω・*)ナデナデしてもらってて。すげー優越感に浸った目しとったわ。」

豊「ははは(笑)　そりゃあ悪かったな。オレもリボン付けて撫でてやったらよかったな」

イ「いや！あれは可愛い菜七子さんだからいいんですっ(*^▽^*)　　あのリボンはオーナーさんの好みですか？」


豊「風水やろうね。俺がコパノリッキーに乗ってた年は、『ラベンダーがラッキーアイテムだから、ラベンダーの匂い袋をポケットに入れとけ』って言われて、おっさんみんなでやったよ(笑)」

イ「へえ、そうだったんですね(笑)　　G1ていうのはそれだけみんな必死ってことなんすね。それにしてもハードなレースだったなあ。最初、サクセスエナジーくんが行くって聞いてたのに、『行くんかと思たら　行かへんのかーい』で、え？俺がハナ切るの？って感じで‥(笑)　正直返し馬でちょい疲れとったから先頭は『やっべ』て思った」

豊「それやのに手前変えへんからな（爆笑）。まあ俺のラップは完璧やから。セーフティリードのおかげで最後足が上がっても、ちゃんと残せたやんか。よう頑張ってくれたわ。ただ　秋にはお前、アメリカからご招待来とるで。もう少し落ち着いて、出来たら手前も変えれるようになっとかんとな。」

イ「アメリカっすか？き、金髪のオネエちゃんとかいるんですかねえ？(≧▽≦)」

豊「そりゃあお前、色々いてるよ(笑)」

イ「うっひっひっひっひ。明日からオレ本気出します。スキップの練習しますわ。今度こそちゃんと手前を変えてみせますからね。じっちゃんの名に懸けて」

豊「おぅ、現金なヤっちゃな(笑)」