レースの前は私もイレこむ

例えばショッピングに出かけたら　アウターなら〇万円、靴なら〇万円、小物なら・・・という風に、私は結構大胆に買い物をしちゃいます。

その精神は「ときめいたら買う」で、試着室から出て販売員さんに見せたかったらお買い上げ、そのままカーテンの奥で脱ぎたかったら買わない・・・と、割と決断は早い方です。

多分　経験による勘。

これは 女なら誰でも養われているものです。

少々（かなり（笑））予算をオーバーしても、「オケージョンを考えたら絶対必要」とか、「あのアイテムとあのアイテムに合わせるとうっとりするほど鉄板になる」とか、ほんの２、３分の間に頭の中でシミュレーションが出来る、いわゆる『展開が読める』ので、「じゃあ　これ頂きます(^▽^)/」と即決するわけです。


そういう時の女って、目がキラキラしていて上機嫌です(≧▽≦)

目がキラキラ☆彡しているのは、おそらくアドレナリンが出て瞳孔が開いてるからなのですが（笑）、呼吸が早くなり顔が上気し、饒舌になったりします。

もちろん失敗も多々あって、同じような服を既に持っていたことを帰ってから思い出したり、結局買っただけで満足して一度も袖を通さなかったりすることもあるのですが、

「次はもっといいお買い物をしてみせる」と自分に言い聞かせて、また街へと繰り出してしまうわけです。




さて　このショッピングの時の「経験による勘」が、私の場合、競馬には全く通用しません。

あのニットにこのスカートを合わせた場合、抜け感を出すために足元は敢えてのスニーカー、アクセはピアスだけ・・・。


これを競馬に当て嵌めたら、「○○や○○あたりが逃げてハイペースが予想されるから、○○の追い込みが・・・」という『展開を読む』作業になるのでしょうが、それが未だにわからないのです（苦笑）


結果、ショッピングでは散財しても平気な私が、競馬では１００円２００円でドキドキしてしまいます。



競馬を始めて２年半以上経ちましたが、ドキドキ傾向は落ち着くどころか、そのレースの持つ意味がわかるようになったり、騎手愛が深まるにつれてますます強くなり、最近は冗談でなく「ヘナヘナ」になってしまうことも増えてきました（笑）



そこでフェブラリーステークスを例にとって検証してみることにしました。


画像はパルスオキシメーターという機械で、簡単に言えば体内の酸素濃度と脈拍数を測るものなのですが、G1レース前後の自分がどのような状態にあるかを実際に測ってみました。


機械の上段PRbpmが脈拍数、下段％SpO2が酸素飽和度です。


一般的に成人女性の平均脈拍数は70-80で、平常時に測定（左上の写真）したところ、73と平均値でした。

ところが全頭が馬場入りし、インティを落ち着かせようとしている武豊さんがカメラに映し出されると、右下の写真のように、脈拍は111回を記録してしまいました。



この時　私はジョギングをしているわけではなく、テレビの前で正座をしているのですが（笑）、文字通り心臓がバクバクしています。　


馬以上に入れ込んでしまう、こんな状態では、即PATも吟味して買うことが出来ず、馬単300円を買うのがやっとでファンファーレを迎えてしまいました。


私自身、身体は健康なので　酸素濃度は十分な値（96-99が正常値）を維持していましたが、おそらく精神的緊張で交感神経が高ぶって頻脈になっていたんだと思います。

因みにこの脈拍111という数字は、生後3-6か月の赤ちゃんの脈拍数と同じです(笑)





そしてフェブラリーステークスの結果はご覧の通りヾ(≧▽≦)ﾉ


パルスオキシメーターは洗濯ばさみのように指に挟むだけなので、いつの間にか部屋のどこかに吹っ飛んでいて　ゴールした時の数値はわかりません。

ゴール直前は、ぴょんぴょん跳ねながら、意味不明の言葉を叫んでいました。



私、競馬の専門用語「差せ」「残せ」が　興奮すると未だに言えず、「ああああああああ！」とか「いやーーーーー！」になってしまうので、武豊さんの板のお友達から、よく「ここでの掛け声は『残せーーー！』！だよ」なんて指導が入ったりします。

早く「差せーーー！！！」とかをスタイリッシュに叫べるようになりたいです。



このような状態ですので、私が展開を読んで華麗なる馬券術をご披露できるのは、一体何年先なのかわかりませんが、これからも皆さんの予想をこっそりROMって、いつかあっと驚く万馬券をご覧に入れ・・・ることはないでしょう(笑)


まぁ　こんな遊び方でお茶を濁すのが 私らしい馬券スタイルなのかもしれません(#^.^#)