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2022/11/11 18:29
ファビュラスな戦い 3
2からのつづき
美香「ところでお姉さま。そのゴージャスなサングラスですけど、レースの時にもかけたままになさるおつもりですの?途中で落としたりされなくて?」
恭子「美香さん、こちらサングラスに見えるけれど実はパシュファイヤーなのよ。ほらレースは日中でしょ?紫外線が網膜から体内に入るとお肌に悪いじゃない?JRAももっと女性の身になってレースの時間帯を考えて欲しいわね。エリザベス女王杯はUV対策をしっかりしなくちゃ勝ち負け以前の問題だわ。」
美香「お姉さま、おみそれしました。パシュファイヤーをこれほど見事なアレンジで着けこなしておしまいになるのはお姉さまと、お若いところではメイケイエールさんぐらいかしら。」
恭子「メイケイエール?あぁ、あの楽屋では大人しいのに本番になると狂ったようになってしまうお嬢さんね(笑)。でも彼女、ほら確か「いとうあさこジョッキー」と組んでから、どんどん競馬がエレガントに強くなったって伺ったわ。そうなの?」
美香「イヤですわ、お姉さま(笑)。いとうあさこジョッキーではなくて池添謙一ジョッキー。男性ですわよ。」
恭子「あらそうなの?あたくしお二人の違いがわからなくてよ(笑)。それにしても競馬場って色んな方がいらっしゃるのね。さっき「なだぎ武さん」とすれ違ったし、ほら美香さん、あそこをご覧になって。ミサイルを打つのが大好きな北の国の王様が馬主さんとお話してらっしゃるわ」
美香「お姉さま、あれは調教師の須貝先生ですわ。それと先程すれ違ったのは横山典弘さん。」
恭子「ああ、その息子さんが織田信成さんね」
美香「お姉さま、わざとふざけてらっしゃる?(笑)武史さんよ」
恭子「おーほっほっ(笑)美香さんが少し緊張してらっしゃるから、ジョークを言ったまでよ」
美香「もう、お姉さまったら。ところでそろそろデヴィ夫人へご挨拶に伺った方が宜しいんじゃないかしら?」
恭子「デヴィ夫人、なぁに?あのティアラと首飾り。まるですでにエリザベス女王になったおつもりかしら?宝石の光が地面を乱反射して、目がチカチカして煩いわ。どうせダイヤじゃなくてスワロフスキーでしょ?ギラギラと眩しすぎるもの」
美香「しっ、お姉さま。聞こえますわ」
デヴィ夫人登場
つづく