『烏賊鯖採石株式会社』物語　

２０××年
人類は『石』に価値を見つけ
ちょっとした採石ブームが起こった

そのブームに乗って採石会社が乱立
そう、この物語はそんな会社の物語…

ＡＭ２：３０
眠い…
眠すぎる…
昨日は早く寝たにもかかわらず眠い…
ひょっとすると、人間はこの時間には起きてはいけないのでは？？

そんな疑問を感じながら俺は布団から這い出て出勤準備に取り掛かる

『超売り手市場』という言葉に騙され退職したはよいが
そんなのは「高学歴」や「資格」を持った一部の人間だけで
俺のような「高校中退」「普通自動車免許」しか持ってない人間は
書類選考の時点で落とされてしまう

しかし早まってしまったなぁー
この会社に応募の電話をすると「明日から来てください」
「えっ、面接とかないんですか？」
「電話の応対で、あなたはすでに合格！採用です！！」

今、考えると日本語が多少話せればOKだったんだ
なんてこったぁ?