『烏賊鯖採石株式会社』物語　

ＡＭ３：３０
公共交通機関が動いていないので会社から貸し出されている
社用車で採石場に向かう

ちなみに駐車場代は自腹だ
俺は幸いにも自転車で行ける距離に営業所があるので（俺の勤務する営業所ではないのだが）
そこに車をとめて無料だ

同僚たちは諦め、埼玉や東京の奥地に越していった
一番遠い人で「箱根ヶ崎」というところから通勤している
東京に住んでる俺でさえどこにあるのかわからない秘境地帯だ

ＡＭ４：００
採石作業開始
この作業が一日の中で一番ツライ
チカラも使うが繊細な作業も求められるので
「軍手」「手袋」は禁止
『素手』による採石作業が続く

「隊長！寒さで指の感覚がありません」
「よし！このバケツのお湯に手を入れろ！！」

「ハァ?、温けぇ?？？？うぁー、熱っちぃぃぃーー！！！」

おーい、沸騰寸前のお湯じゃないかー
火傷すんだろーー

ホント、この時期は厳しい
「雨・雪・風など自然を感じ取れることに感謝しろー！」

アホか？隊長は…