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筆影の山姥(絢)さん

34件のひとこと日記があります。

  • 恵美ちゃんの手記:１１月になってしまいましたが、続けます。  

    船に揺られて、伯父の家に着くと、父もやって来ました。父は兵器補給しょう(武器弾薬の集積･補給)に勤めていて、暁部隊(陸軍船拍司令部)に行く途中、電車の中で被爆したのです｢住吉橋で兵隊と一緒に川に浮いている死

    2018/11/02 12:38 いいね(0) ファイト！(0) コメント(1)

  • 恵美ちゃんの手記:満身創痍にこの苦しみは誰にも味逢わせたくない！  

    その夜は、一晩中、街が燃える炎で昼間のような明るさでした。
    大八車やリヤカーが通る音、被爆者の鳴き声やうめき声、子供が親を、親が子を、死に物狂いになって捜す声が、
    ひっきりなしに朝まで聞こえていました。

    2018/10/01 15:46 いいね(0) ファイト！(0) コメント(1)

  • 恵美ちゃんの手記ﾖﾘ  

    船の中には数人のお爺さんとおばぁさんが乗っていました。
    顔は真っ黒く煤けて、髪の毛は逆立っています。
    よく見ると意外と若い人のようでした。おそらく私も、おばあさんに見えたことでしょう。

    江波の我が家につ

    2018/09/25 12:31 いいね(0) ファイト！(0) コメント(1)

  • 瓦礫に火がついて燃え始めているところもありました。  

    幸い、私のいた場所の近くには、火は出ていませんでしたが、急いでその場を離れました。

    目の前には、異様な光景が広がっていました。
    まだ、午前中なのに、当たりは薄暗くなり、
    くしゃくしゃに髪を振り乱した人

    2018/09/23 12:47 いいね(1) ファイト！(0) コメント(2)

  • バスから降ろされ、しばらくすると警戒警報が解除されたので、  

    私は歩き出しました。
    ところが、住吉橋を渡り神社まで来たところで履いていた下駄の鼻緒が切れたのです。近くの建物の陰で鼻緒をすげ替えようとしていると、工場の建物から出て来たおじさんが｢暑いから、中で結びん

    2018/09/22 12:09 いいね(0) ファイト！(0) コメント(2)