もう一つ、使い方が判らないので恵美ちゃんの手記を続けます。

【原爆で満身創痍に。この苦しみを誰にも味わわせたくない！】


この後、下の娘達にも私の被爆の影響と思われることが次々と現れるようになりました。次女は｢陽に当たると倒れる｣というので心配になり、病院で診てもらったところ、再生不良性貧血と診断されたのです。
三女も大学二年の19才の時、あまりに腹痛を訴えるので病院で診察を受け、卵巣ガンを告げられ、二年後には甲状腺腫瘍も発症しました。

子どもが病を発症するたびに深い苦しみに苛まれ、心の中で｢ごめんなさい｣と、何度手を合わせたことか。私もたくさんの病気にかかりましたが、自分が病気になるのは仕方のないことでも、子どもの病気は代わってやりたくともかないません。
母親として、これほど辛いことはありませんでした。