ハッピーグリンが中央移籍しないのは何故か？

地方馬が中央競馬場を主戦とする場合、必ず「中央に移籍」「中央の調教施設」がいいぞと言われてますし、現在「ノーザンファームの調教施設はもっといいぞ」という風潮もありますが。

個人馬主で優れた調教施設や中央に入れる自体「お金」が掛かるんですよ。一口馬主よりも。
地方競馬在籍のままなら運営費用安く、様々な特典（地方枠で中央重賞に出れること、奨励金もある）。
例えばアーモンドアイ級の馬を個人馬主としてもつ場合、費用だけで億単位の世界ですから。

*収得賞金に対し
**保険金。
**調教師に。
**生産者に。
**調教施設に。
**レース登録料に。
**他の競馬場の遠征に。
**海外遠征に。
**税金や馬主協会に。

一口は出資者も含めまして肩代わりして支払ってくれますが、個人は肩代わりもない。

最終手段はオグリキャップのように他の馬主に譲るのもありますが、
それだと所有権・費用・収得賞金による喧嘩の原因、
トロットサンダーように名義貸しの疑いも掛けられるから、
デメリットほうが大きいこともある。

地方競馬のメリットは「競馬場で調教ができる」という実戦形式を繰り返しできることです。
結果が出ないのは地方の競馬場に坂ないし、調教パートナーが弱すぎるだけ（在厩馬が）。
もし、一つの地方競馬場組合に
在厩馬のなかで中央の1000万下〜オープン級クラスが1.2頭に限らず30頭も
入れば自然と馬の力・レベルアップしますよ。

オーナーさんは未来を見据えて行動していると思います。

昔良血馬を持つのに複数のオーナーが共同出資してました。
フジノパーシアの弟、スリージャイアンツ。
Summer Squall（サマースコール）の弟、エーピーインディ。
当然将来の種牡馬入りもありました。
それに対して支払うお金も…
*示談交渉する人へ。
*生産・スタリオンへの補償。

種牡馬として大成功するなら良し。失敗すれは破産。
こういう世界ですから。馬主もギャンブル。