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2019/11/23 00:20
2019年11月22に付けの日刊スポーツ・競馬
お題は「ジャパンカップ、外国馬不出走」の件について、日刊スポーツ記者とJRA関係者との対談が。
内容については記事を見てもらいたいとして、答えとしていくらか挙げられた。そこで突っ込みも含めて。
1.アーモンドアイの存在
結果的に不出走。なお、オーストラリアでもウィンクスという絶対女王がいて、その時も諸外国の馬は対決を避けていた。
2.複数の国際招待GI同時開催
現行のローテーションを根本から変える必要がある。日本では「前哨戦GII→GI」という流れを大事にしたい。
しかし、昨今前哨戦を否定されるようなGI制覇が10年前から続いており、JRAの言い分には疑問が。
3.ジャパンカップの立ち位置
「現状維持」。外国馬でも「日本で種付けしてくれる牝馬の出走を望む」とまで。ただ、牝馬は牡馬と戦うことに難色を示す現実があり、牝馬は牡馬以上に距離に対する柔軟性に欠く。「ただ、芝2400mだけ」使うことはどの国においてもありえない。
4.日本のスピード馬場
データを提示して、決して(欧州馬)に硬い馬場でない、スピードでついていけない、ゆえに故障を引き寄せることはない。ということはないことを説明している。
しかし、それは30年以上も前、1989年のホーリックス時のスピード馬場において、凱旋門賞馬キャロルハウスを始め、欧州馬が日本のスピード馬場、そして末脚の種類(日本は俊敏、欧州は徐々に加速)や走法などは何も取り上げてもない。
日本馬においても欧州系繁殖牝馬の配合しているビッシュ、シェーングランツ、ケイティクレバーのようにスピード競馬に対応できない馬が続出している。
自分なりの意見として、どの国おいても「馬に大タイトルを取らせたい」との想いから海外のGIに目先を変える。欧州におけるダート最強のブリダーズカップ、日本における凱旋門賞などごく例外のぞき、馬の適正を無視してGI取りに向かう馬主や調教師はいない。そこがJRAの認識の甘さと受け取れる。
日本の大レース・GIをを取りたい筆頭は短距離GIの高松宮記念、安田記念、スプリンターズステークスの3レース。香港馬やオーストラリアの馬が目指すのだが、香港馬は日本馬と競走馬の絶対数が少ない。オーストラリアなどのオセアニア勢は検疫の格差から出走を見送らざる負えない状況に。
検疫については格差の是正を農林水産省を通して働きかけを望まないといけないが、農水省自体簡単に「馬だけ」を検疫を通すわけにはいかない。食肉などの加工食品における「疫病」や「外圧」など競馬関係者が分からない「日本輸入界の負」に介入しないといけない。
我々競馬ファンには難しい問題も山積みで、外国馬招待は寛大にするわけにいかないのが実情ともいえる。