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2019/12/06 20:12

アーモンドアイ、有馬記念

有馬記念になると馬の競演や馬券、騎手の組み合わせなどいろいろな意味で楽しくなる。

だが、今年は少し違う点が。
「豪華メンバー集った有馬記念にファン投票一位の現役最強馬(アーモンドアイ)がでない」ことでやきもちを抱いているファンが多い。自分も有馬記念一位の馬の動向は気になるところ。一位に限らず、馬の回避するケースもあるが理由はほとんど明かさない。しかし、後になり判明することのほうが多々ある。

2012年 オルフェーヴル…凱旋門からJCの連戦の疲れ
2009年 ウオッカ…出走表明したが、JCで発症した鼻出血再発
2008年 ウオッカ…来年のドバイ狙い
1958年 カツラシユウホウ…故障回避

4例しかない。ただ、馬主もファンも気を使っているのか「出走を早くから取りやめ」については票を「あえて入れない」こともある。

出る意思あるかどうかは「馬主と調教師の話し合い」で決着することが多い。最終判断は体調管理を任された調教師の判断。だが、ファンなどの周囲の「圧力」に屈した形で出走を施された件はある。

1975年 キタノカチドキ
出走しなければ「有馬関西馬出走なし」という汚点を残すことになるため、出走。結果はレース中に両前骨折となり引退を余儀なくされた。この年に限って関西馬が3年近くクラシック競争制覇できない時期も重なった。

1982年 モンテプリンス
持病の脚部不安が解消されず、周囲にも出走を催促したが、引退レースと割り切り、「あえて走れる程度」まで漕ぎつけたが大敗。人気も大きく落としており、ファンは熟知しての強行出走に気を留めた。

1987年 サクラスターオー
持病の脚部不安を心配し、来期の天皇賞狙いを表明して回避。しかし、ファン、マスコミ、JRAの「圧力」に屈する形となり、出走。結果はレース中左前脚を骨折して競争中止。その後「テンポイントの悲劇」をなぞる形で周囲は語り、結果安楽死。この語り草もタマモクロスオグリキャップサッカーボーイを始めとする日本競馬の盛り上がりにかき消された。

1990年 オグリキャップ
1年前も今回もJRAから出走を催促。しかし、ファンの意見が真っ二つ「引退」「出走」に分かれた。結果的に引退を勝利で飾ったが。

これ以後、JRAもファンも気を使い始め、出走しないとわかる馬への配慮として「出走を催促」しない「あえてファン投票に入れない」ことが30年近く続いていた。

アーモンドアイは持病の「熱発」により出走を大事とることを国枝栄調教師が宣言した。出走するからには「全責任」を取ることも辞さない。自分は「怪我を抱えているのなら、出走してほしくない」のほうである。直前に熱発を抱え、2週間も安静していれば治る病気なのだろうか。2009年のウオッカもジャパンカップ(JC)で鼻出血し、有馬でも、ドバイでも3度も鼻出血している。

今、アーモンドアイに出走を施すファンなど「馬を大事にしない人」は「自己満足」「欲求不満」がある証拠でもある。自制を求めたい。そういうファンを敵に回しても。

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