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2020/03/24 18:58
アラブ首長国連邦の騎手(UAE)・その2
その1のつづき。
そんな騎手生活を続けたい方が新天地として求めた国の一つが「UAE・アラブ首長国連邦」である。
「現地騎手の1.2番手」としての立場だが、3国から最も腕のいい騎手であるビュイック・バルザローナ辺りの騎手が来れば、彼らは2.3番手どころか「調教助手」に甘んじてしまう。これは現在の日本の騎手事情と全く同じ。
アドリー・デヴリーズ騎手はかつてはデットーリとオリビエ・ペリエと世界選抜で組んだこともある腕利きの騎手であった。しかし、高齢による腕前が落ちたことで3国での騎乗(馬の一定数確保)ができなくなったことで。
サム・ヒッチコット騎手は2007年おいて「アルコール検査で騎乗停止」したことで、馬主や調教師の信頼を損なわれ、3国で騎手生活できなった。
いわば、UAEの騎手は3国…自国において馬主や調教師から大レース勝てなくなった、腕前を認めらなかった、信頼を損ねたなど、様々な理由で騎手生活できなくなった…言葉悪くすれば「はみ出し者」である。この言葉は「差別用語」に当たるため、この言葉は日本以外で避けてほしい。そんな彼らが我慢強いのか、頑迷なのか判断するのことは触れてはならない「タブー(禁句)」である。もちろん、騎手全員全てない。
よって、馬主や調教師の信頼と契約を損なうことをすれば、その者となる。日本において2020年3月22日の阪神大賞典の川田将雅騎手、スプリングステークスのミルコ・デムーロ騎手の騎乗は信頼と契約を損なうことに繋がる。'''日本'''は「大目」にみられるが、'''3国'''は見れない。特に'''イギリス(英国)'''はことのほか「信頼と契約」のほかに、「礼儀正しい振る舞い」も問われる。元々競馬は英国貴族の儀礼行為が発展し、礼儀作法が大事とされる。
これ以上は書けないが、競馬記者やフリーランス記者がUAEの騎手事情に触れないのは「彼らの騎手生活を守るため」。だから、自分も彼らの立場を守りたい気持ちがある。なればこそ、川田・ミルコ両名騎手、2年前のルメール騎手らが角居勝彦調教師の馬における「身勝手な騎乗や振る舞い」は許せないのだ。
※怒っているから書いた側面もありますが、一方で騎手を続けたい方を応援したい側面で書きました。どうか、そのことを理解したうえでお読みください。そして、心の底だけに伏せて、言い触らすことはしないで欲しいです。