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2020/04/29 10:30

今年の天皇賞は人気馬の折り合いが大事?

まず、無観客であること。

静かな環境でレースするから、馬の折り合いは普段より楽になる。ただ、折り合いを阻害する要素はまだある。それは多頭数であること。現在15頭が出走予定(オセアグレイトは回避)。多頭数の難しい所は「体と気性とのぶつけ合い」。

体は競走馬個々のスピードと、気性は前向きさと後向きさの攻めぎ合い。
それを馬群で、3分以上も苦しいことをさせられる。
満員列車で長時間立ち座りするような…
耐え抜いた馬が勝つ、自分のリズムで走れるかが長距離レースにおける最大のポイント。

今回フィエールマンキセキの両頭にはその折り合う要素があるかどうか。実は双方心配である。それは去年の有馬記念におけるハイペース経験が仇になるかもしれないことだ。
ハイペースというよりは「レースが急がねば回れ」という経験といったほうがいいだろう。あたふたするレースを何度も経験してしてまうと、長時間走らされる長距離レースではスピードを抑えられずにスタミナを消耗させられる。その逆たる長距離でスローペース、落ち着いて走らされてしまうと、スピードある長距離レースでスタミナを消耗する。

どんなペースになろうとも臨機応変に対応できるかどうか。

フィエールマンの場合、前哨戦で一旦スローペースを経験して馬群の攻めぎ合いを経験していればよかった。

キセキは2年近く先行逃げを経験して気性が前向き過ぎること、馬群でレースをすることを経験してない。前哨戦の阪神大賞典ではそれすら経験させてもらえず、暴走してしまった。馬具なので創意工夫が見られればいいのだが(ハミや長手綱とかで)。

ペースを作るのは徹底マークされるフィエールマンだろう。しかし、折り合いを欠いてペースを乱すことも考えないといけないし、キセキが不意に暴走してペースを更に乱すことも。最悪のケースも考えている。まあ、その逆の平穏な乱れないレースもあるわけで。

人気馬だけに当日注視してみてみたい。特に返し馬。

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