スマートフォン版へ

マイページ

160件のひとこと日記があります。

<< 競馬予想TVの感想... ひとこと日記一覧 中谷雄太と松山弘平の騎手人生... >>

2020/05/19 22:49

リーゼングロスのオークス

リーゼングロスのオークス。
2番人気にて桜花賞を5馬身差圧勝し、前哨戦の4歳牝馬特別(現・フローラステークス)も完勝。オークス当日は3.7倍だが、凡そ「リーゼングロスの桜花、オークス二冠確実」な情勢。理由は「相手が見当たらかった」こと。2番人気のメジロエニフは「血統人気(フィディオンはのちの菊花賞馬メジロデュレンの父、母馬は前年天皇賞馬メジロティターン生んだ)」で、4歳牝馬では完敗。3番人気がメジロカーラ(父)で、関西馬でありながらオークス実績ある浅見国一調教師(息子に浅見秀一)。4番人気がユーセコクインカーラとユーセコは桜花賞の2.3着でもあった。5番人気がヤマノシラギク、6番人気がスイートヘッド。メジロ両頭、ユーセコ、ヤマノ、スイートが束に掛かってもリーゼングロスには敵わないし、その強さの一端すら感じられなかった。「もしも負かせるのなら」として挙げられたのが骨折離脱中のビクトリアクラウンである。

リーゼングロスの不安点は「短距離血統の父アローエクスプレス」「阪神4歳牝馬(現フィリーズレビュー)・桜花賞・4歳牝馬・オークスの過密日程」のみである。

オークス当日は「返し馬で騎手を振り落としてカラ馬2400mを走った」前代未聞のアクシデント。レースは24頭で行われ、リーゼングロスは3番手。手応え抜群で直線入ると、内側からシャダイアイバーが抜け出し、リーゼングロスが馬体を併せて一騎打ちとなり、後続は6馬身離された。互いに馬体を併せるも、シャダイアイバーリーゼングロスを最後まで抜かせずに先着。

伏兵のシャダイアイバーが「ここまで強かったのか」というレースだった。一方でリーゼングロスもまた「カラ馬で走ったのにここまで走るのか」という驚愕のレース。残念ながら両者ともこのオークスで力を使い果たした。シャダイアイバーは翌年の安田記念に復帰して16着敗退して引退。リーゼングロスもその年の函館記念で12着(2.1秒差)敗退し、1年間休養しての翌年の天皇賞秋5着まで調子を取り戻すことはできなかった。そして、この両頭がいなかった秋のエリザベス女王杯は復帰したビクトリアクラウンが制覇した。

このオークスはいろんな話が出てくる。
シャダイ・リーゼンに次ぐ3着、桜花賞も3着のユーセコクインもエリザベス前哨戦京都牝馬特別(今のローズステークスと同じ位置)を目前に回避し、以降復帰できずに引退した。調教師は37歳武田博さん、騎乗者は23歳栗田伸一騎手で、シンザンの調教師武田文吾と栗田勝の競馬二世同士のコンビであった。

15着のバタイユ藤沢和雄調教師の「馬優先主義」へと考えを変えたヤマトダマシイの母。※先日の日記における「キムラヨウヘイ」さんは「馬優先主義」の考えを「○○っ○ゃ○」と発言、自分は「むっ(怒)」ときました。

17着のライラックポイントの調教師飯塚好次さんと的場均騎手とのコンビは、生まれた子・ライスシャワーによって結実。

24着最下位のワールドサファイヤは娘リアルサファイヤ、孫サンライズバッカスで大レースを制覇。

なお、シャダイ・リーゼン・ユーセコは母馬として1985年の初年度産駒各々ブラウンアイボリーアインリーゼン(優駿牝馬3着)、ユーセコラッキーと輩出している。シャダイもワールドと同じく孫にエアジハードで大レース制覇。

何故「リーゼングロスのオークス」というのは、デアリングタクトもまた2番人気桜花賞圧勝して今年のオークス圧倒的人気になる情勢、酷似しているからです。二冠か?阻止する馬いるのか?今のところ、阻止するような「強さ」を感じる馬がいないというのが理由です。なお、シャダイアイバーは桜花賞出走してません。阻止するとしたら桜花賞を出走してない馬になるかもしれません。

お気に入り一括登録
  • リーゼングロス
  • メジロエニフ
  • フィディオン
  • メジロデュレン
  • メジロティターン
  • メジロカーラ
  • ユーセコクイン
  • カーラ
  • ヤマノシラギク
  • スイートヘッド
  • スイート
  • ビクトリアクラウン
  • シデン
  • シャダイアイバー
  • シンザン
  • バタイユ
  • ヤマトダマシイ
  • ライラックポイント
  • ライスシャワー
  • ワールドサファイヤ
  • リアルサファイヤ
  • サンライズバッカス
  • ブラウンアイボリー
  • アインリーゼン
  • ユーセコラッキー
  • エアジハード
  • デアリングタクト

いいね! ファイト!