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2021/06/30 17:42

嶋田純次騎手と手塚貴久調教師

いよいよ7月競馬。真夏に入るのに、世はまだまだ不安。競馬で吹き飛ばしたいところ。

アサマノイタズラの主戦、嶋田純次騎手。管理する手塚貴久調教師。先生と慕う嶋田騎手だが、内心では不安もある。それは手塚調教師の「騎手の扱い」がより厳しくなった。

手塚調教師は今年優駿牝馬オークス馬・ユーバーレーベンのフラワーカップ出走の際、ミルコ・デムーロ騎乗停止となり、その代役・丹内祐次騎手以上「腕の立つ」騎手を望んだ。丹内騎手は腕前の是非を問われ、現実としてユーバーレーベンを、手塚調教師に腕前を認めさせることはできなかった。だが、今年は目黒記念をウインキートスで制覇しているので、決して悪いとはいえない。

しかし、嶋田騎手はユーバーレーベンのミルコ、丹内騎手両名すら腕劣っているのである。

その「騎手の扱い」により煩くなった手塚調教師が公然マスコミに言うのだから、嶋田騎手も心中穏やかでない。

手塚調教師含む多くの依頼する調教師は嶋田騎手に「いい馬」には乗せてもらえない。特に「いい馬」筆頭たる社台ファームグループの馬には。ここ数年において手塚調教師は社台ファームグループ、特にノーザンファームの馬で大レース含む多数の勝ち星を積み重ねており、重ねた分だけグループからの預かりも増えてくる。増えるとグループとは無縁の馬主生産者らの預かりはより少なくなり、少なくなれば嶋田騎手は自然乗り数が少なくなる。嶋田騎手が騎乗している馬はグループとは無縁の馬で、今回ラジオNIKKEI賞に出走予定であるアサマノイタズラがそう。

騎手というのは騎乗数が少なくなると経験が薄くなる。30歳以降年重ねると力技で馬レースを動かすことできなくなり、動かせない分は経験で補うことができる。経験ない騎手は「ただ跨っている」だけとなり、馬の良さを引き出すことはできなくなる。勝ち星もなくなる。嶋田騎手は28歳であり、まだ若いのだが。若い騎手が調教師の扱い悪くなって引退するケースはよくあること、そういう話も当然知っている。だから穏やかでない。

しかし、一つのきっかけで騎乗数が多くなり、彼に興味を持った馬主らが乗せたくなる衝動を作る、周囲が喜ばしい空気を作る。アサマノイタズラで重賞を制覇すること…

「情深い自分」と「冷徹な自分」が同居する競馬社会だが、手塚調教師も「情深い自分」となって、嶋田純次騎手にいい馬乗せてもらえるようチャンスを与えてくれた。この心置きを無駄にしないよう頑張ってほしい。

※2021/07/04
残念ながら12着に敗退しました。

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