勘違い女の妄言

暖かくなったのでチャリで出勤してる。

冬の間に蓄えてしまった脂肪をなんとかせねばという想いから。

チャリに乗れば簡単に体重が減っていく･･･なぁーんてそこまで単純な馬鹿ではないのよ私は。

でも体を動かさないよりかは、動かした方が当然いいと思うし。

この『チャリ』という存在が、私の･･･
主に『やる気』という今最も必要なものに繋がっていくのではないかと。何かと頑張れるのではないかと。

人はその気になればなんでもうまくいくと思ってしまうんじゃないかと思うの。

例えばの話、化粧品コーナーにいたとしよう
新しい化粧品を購入することによって、何も変わっちゃいないのに少しでも可愛くなった気がしてしまう

これは完全なる妄想、思い込み、勘違いである。

何も変わっていないはずなのに、自分の中で何かが変わったのではないかという妄想、思い込み、勘違いである。

言えば言うほど馬鹿みたいな話ではあるのだが、チャリを購入した時の私はまさしくそれに近いものがあった

きっとこれから美しい体型になるであろう
すらっとしたボディラインで、なぜだか胸だけは大きいという抜群のスタイルを手にすることであろう。

いやいや甘いよお嬢ちゃん！

コーヒーをブラックで注文したからって子供が大人に見えることはないし
ブスが可愛いイチゴのケーキを食べていたとしてもブスには変わりないのだ。

可愛い子が変顔をしてもそれはそれできっとさぞ可愛いことだろう。

何かを始めることによって、今までとは違うんだぞと思いたかっただけなのよ。
まぁ要するに単純な馬鹿であった。