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2018/04/30 22:17
8番投手の打順を再考察する
8番、ピッチャー、ウィーランド
2017年5月4日、東京ドームの
スタメンコールから
ベイスターズの8番には
交流戦、日本シリーズを除いて、
投手が起用され続けている。
そして9番には、6月の1試合を除いて
倉本寿彦が座り続けていた。
ちなみにその初日に8番ウィーランド
9番倉本が特別に機能したわけではない。
当然のように世間は賛否両論のどちらか
と言えば否定的な議論を戦わせる。
僕も当初は一時的なものだろう
と思っていた。
しかしラミレス監督の信念は
今日まで揺らいでいない。僕は一生懸命に
その妥当性や優位性を考え、
監督の信念を理解しようと努めた。
僕が辿り着いた結論はこうだ。
安定したクリーンナップより
下位打線の方が打率が低い。
よって回の先頭バッターは、
7番8番9番1番が迎える確率が高くなる。
打率が6番>7番>8番>9番であれば
先頭バッターの確率は
7番<8番<9番<1番になる。
打率が6番>7番>9番>8番であれば
先頭バッターの確率は
7番<8番<1番<9番になる。
8番ピッチャーだと9番の時より
先頭バッターの確率が下がる。
そして2番打者としてバントで送り、
9番にクラッチヒッターがいれば
チャンスが増える。
9番が1番バッターの機能も果たせば
より理想的。よってチャンスに強く、
そこそこ脚力のある倉本が起用された。
9番から始まると3番打者が4番目になり、
3番筒香の理由の一つにもなり、
7番に脚力のある選手を起用したい、
というラミレス監督の
理想にも当てはまる。
当然にクリーンナップ後の6番と、
上記の理由から9番に、打率は低くとも
得点圏打率の高いバッターを起用する。
得点圏打率の高くない梶谷が、
6番ではなく脚力を求める
7番に起用される事がある理由にもなる。
ちなみに去年5月4日以降、1試合だけ
倉本は9番以外を打っている。
それは6番だった。9番は関根だった。
それでも異論反論の噴出するであろう
この理論は、4月28日に脆くも崩れた。
9番にはルーキーの宮本秀明。
脚力はあるが、得点圏打率は、まだない。
4月29日も同じく宮本秀明。
4月30日はなんと戸柱恭孝。
脚力は並かどうか?得点圏打率は.200
で打率よりは高い・・・
9番倉本でなければ
成り立たなかったはずの
8番ピッチャーの打順。
今後も継続ならば、また、
その理論を編み出さなければならないが、
ちょっと苦しくなりそうだ。
今年は変化を恐れないラミレス監督の、
柔軟な発想が今度は何を生み出すのか