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2018/05/05 23:32

リクエスト制度と監督抗議

公認野球規則には、審判員の裁定に対し、
監督でさえ異議を唱える事は
認められていない。
但し、野球規則の適用を誤っている
裁定に対する訂正の要請、
はルール上認められている。
この要請行為に怒りが伴っているのが、
我々が目にする、監督の審判員に対する
抗議であると、僕は理解する。

今シーズンから導入された
リクエスト制度により、
監督はベンチ前に立ち、
指で四角を作ることで、
抗議の場面は減った。
しかし、リクエスト出来るのは、
アウトかセーフかの判定にのみだ。
それ以外の判定に対する訂正の要請は
当然に残るはずだ。

グラウンドから「怒」を
伴った行為が減り、
紳士的は場所になった事は良い事。
でも・・・

いわゆる監督の抗議行為が、
自軍選手達を鼓舞する、
相手選手にプレッシャーを与える。
つまり試合の流れを変えるプレイであり、
パフォーマンスとまでは言わないが、
指揮官として必要な行為では
なかっただろうか?
おそらく流れを変えた例を挙げようと
思えば、そう労を伴わないだろう。

リクエスト制度の導入により、
監督抗議は益々敬遠されている印象。
ベイスターズ東投手の牽制について
阪神球団は試合後にNPBに対し
違反投球ではないかと
抗議文を提出したが、
金本監督は試合中、審判員へ、
裁定に対する訂正の要請は
行なっていない。
随分とスマートなやり方だ。

今シーズンラミレス監督の
抗議はほぼない。
ましてや「怒」は皆無だ。
そして今日の巨人戦、初回の吉川選手に
対する死球の場面だが、
僕には避けていない様に見えたし、
審判員が避けられないと判断する様な、
ボールではなく、むしろ
トライクかボールか
際どいボール球であった。
さすがにウィーランドは両腕を広げたが、
キャッチャー嶺井やベンチの監督コーチは
素直にその判定を受け入れた。
角度的にベンチからは見えにくかった
だろうが、嶺井選手がベンチに
合図してもよかっただろう。
しかし、ウィーランドを守る為には、
裁定に対する訂正の要請は
行われるべきであったと思う。
ラミレス監督が目指すのは
スモールベースボールであり、
スマートベースボールではないはずだ。
極論だが、そのスマートさが、
選手のプレイに伝染はしてないだろうか。

リクエスト制度の対象が
限られている以上、
対象外のプレイに対しては、
選手のパフォーマンスや安全を
維持する為であれば、
躊躇する必要はないのではないだろうか。

また、リクエスト制度の目的が、
試合時間短縮なのであれば、
試合終盤の残ってるから使っちゃおう
みたいな権利行使に対しては、
審判員は拒否する姿勢も見せて欲しい。

今シーズン1年目の制度であるから、
現場の混乱は避けられないが、
一切の裁定に対する訂正の要請の禁止
ではない事を確認して頂きたいと思う。

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    2018/05/06 07:11 ブロック