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2018/06/17 20:53
今永昇太の心技体
17日オリックス戦での今永昇太の
ピッチングについて、感想をいくつか。
心技体の「体」について、もちろん
僕にはさっぱり分からない。今年はその
体で最後まで投げ切って欲しい。また
悲鳴を上げたのならそれまでだ。また
次の目標を探せば良い。それだけの事。
今は投げれているのだから、その体が
今のベストであり、シーズン中盤から、
変われる訳ではない。体はベストだ。
しいて言えば100球過ぎて少し落ちたので
スタミナだろう。
「技」について。長い時間を掛けて、
1から作り直した印象だ。何故その必要が
あったのかは分からないが、そのプロセス
が無駄になる事は絶対にない。新しい
技術を身に付ける技術は染み付いている。
そこに疑いはないので、信じて待った
かいがあった様だ。6月1日の今永昇太は
5月1日の今永昇太とは別人だった。
そこから6月10日、17日と登板を重ねる
度の変化は打者の空振りが物語る。特に
チェンジアップ。腕の振りが良くなって
いるので、ストレートと同じに振って
くれる様になってきた。あとは低めの
スライダーが見切られる、捌かれる、
事が多いのが気になる。甘くなって
痛い目にあっているので、慎重になり
過ぎて、腕が少し下がって見えている
のかもしれない。それとストレートの
ファール。押し切れていない。スピード
が落ちてきた後半の方が見逃しが取れて
いた。おそらく怖さがないのだと思う。
キレイ過ぎる。キレはでてきたので、
スピードよりもコントロール重視で
良い印象があった。スピードを落として
でも、インコースで恐怖心を与える
ことも必要だろう。まとまった今永昇太
に恐怖が兼ね備わってはいない。
ストレートは大胆に、変化球は慎重に。
そんな意識が強過ぎるのではないか。
つまり問題は技術ではない。
「心」の問題だ。ラミレス監督の言う
ファイティングスピリットは見せている
が、それはあくまでも目に見えるもので
あって、目に見えない、自信であったり、
不安や懐疑心であったり、心に潜む、
無意識のうちに身体が表現する、心理の
問題だ。まだ不安が大きいのではないか。
自分を卑下する発言も目立つ。謙虚さとは
別の不安定さを相手に晒す、又は審判員の
ジャッチにも影響するかもしれない弱みを
見せる事は絶対に良い事ではない。それが
やがて自信に変化するのであれば、過信で
も構わない。相手を見下す位の気持ちも
時には必要だ。特に今の今永昇太には。
「Hit it! If you can.」かの三浦大輔は
そんなに凄い球は投げていない。
哲学だか何だかの今永語録はいらない。
欲しいのは、本田語録。
「俺は持ってる」
「壁があったら殴って壊す」
「道が無ければこの手で作る」
「レアルで活躍するイメージしかない」
「とりあえず俺を見ておけ」
次回登板は28日阪神戦ならば、
リーグ最下位の打率だ。それを強く
意識して、優勝ユニで堂々と主役になれ。
ボールは戻った!もっともっと熱くなれ!