競輪
770件のひとこと日記があります。
2018/07/02 11:16
申告敬遠の是非２
続き・・・
申告敬遠26回の内訳
��2死2塁又は3塁で次打者が投手のケース
3回中3回成功。これは文句ないだろう。
��2死23塁で次打者が投手。満塁リスク。
3回中3回成功。これもいいだろう。
��2死2塁又は3塁で打者を選択。つまりは
次打者の方が打ち取り易いと判断の場合
6回中5回成功。選択ミスは少ない。
失敗ケースは須田投手の際にバッター
雄平選手より西浦選手を選択。
間違いではないだろう。
��2死23塁で打者を選択。満塁リスク。
4回中2回の成功と失敗。ここが微妙。
5月27日ヤクルト戦の5回1点リード。
先発投手平良拳太郎は1死23塁のピンチ
で青木選手を三振に取り、坂口選手、
バレンティン選手と続く。ここで、
坂口選手と勝負を避け、バレンティン選手
との勝負。前2打席はどちらも打ち取って
いたが、バレンティン選手はスライダーに
全くタイミングが合っていなかった。
分かりやすく闘志に火をつける申告敬遠
僕はこれを名実況に選定するが、その通り
状況は人を変えるのだ。だから嫌な予感。
しかし坂口選手にも変わる状況はあった。
前打席は1死満塁のチャンスで併殺打。
次打席で2死23塁。これだって嫌な予感。
打席の内容から判断すると、
バレンティン勝負で間違いない。ただ、
バッテリーが負けた。結果論だ。
坂口選手と勝負して打たれたら、
バレンティンが合ってないのに、と言わ
れるにに決まっている。失点の原因は
この回の先頭打者への四球に他ならない。
采配ミスではない。
6月27日阪神戦の1回表2点を先制され
尚も1死23塁のピンチ。次打者中谷選手を
三振に取り2死23塁。ここで鳥谷選手に
2ボールとしたところで申告敬遠。
立ち上がり飯塚投手は制球難だった為、
満塁策は避けたかったが、カウントが
悪くなった為に次打者梅野選手で仕切り
直し。結果押し出し四球。打たれるより
最小失点で済んだという考えも出来る。
��1死2塁。絶対に1点も失いたくない。
強打者を避け、次打者で併殺狙いの場面。
4回中4回成功。大ピンチを未然に防ぐ策。
��1死23塁。そもそもに大ピンチ。
1点2点なら取られても良い展開では、
もちろん敬遠満塁策など選択しない。
問題はこのピンチをとにかく0点で乗り
切りたい、もう2点も3点も一緒、という
場面である。であれば、満塁策を取るの
が絶対的にセオリーだ。内野手は前進
から中間守備に下がり、ヒットゾーンが
狭まる。フォースプレーに変わる。
そして併殺でこの大ピンチを打開する
可能性を残す。リスクは押し出し四死球。
ランナーが溜まっているので、打者の
長打力も重要になってくる。長打は絶対
に避けなければならず、勝負しない。
押し出し四死球のリスクについてだが、
そもそもに満塁で四球が怖い投手など、
1軍の試合で起用は出来ない。それが
試合中頭をよぎる事は、その投手を信頼
していない事になる。監督自らの起用を
否定する事になる。試合中は起用した
選手を信頼しなければならない。
そうでないなら選択は敬遠策の前に、
投手交代という策が取られるはずだ。
だから押し出しが怖いから満塁策を
取らない方が良い、という考えはレベル
が低すぎる。プロ野球レベルではない。
非常に幼稚なレベルの素人思考で、
監督采配を批判する素養はない。
もちろん僕もそのレベルだ。だから
采配の批判はしないし、疑問を感じたら
自分なりに追究している。出来ないなら、
騒ぐのは勝手だ。しかし今後2度と軽々し
くファミリーなどと語らないで欲しい。
このケースは5回中1失点が2回、
2失点が2回、3失点が1回。敬遠の
ランナーの生還は1度だけであり、
問題は敬遠策ではなく1死23塁のピンチを
招いたことにあり、満塁策を用いても、
無失点では乗り切れなかった、という話。
続く・・・
- ヤクルト
- セオリー
