770件のひとこと日記があります。
2018/07/09 14:38
ハマスタで声をふり絞らねばならぬ
8日阪神戦後ラミレス監督は継投について
「データよりも勘やフィーリングといった
ところがあった。ただ砂田は中谷に対して
2打数1安打だが、中谷はウチの右投手の
方を左投手よりも打っている。三上も相性
が良くないし、他の投手もそう。なので、
あそこは砂田という選択になった」
と語っている。「フィーリング」と言い
ながらも、「データ」の説明をしている。
この場面は横浜1点リードで迎えた6回裏
阪神の攻撃は2死12塁。この試合後、阪神
はオールスター休みに突入する為、勝ち
パターンの投手を惜しみなく起用する。
追加点に期待が薄いベイスターズとしては
この1点リードを何とか守り切りたい。
バッターは中谷選手。投手交代であれば、
右打者に対し右投手がセオリーだが、
ラミレス監督は左腕の砂田毅樹を告げた。
コレを「フィーリング」で済ませ様とした
のか、でもついつい喋ってしまったのか、
それはわからないが、砂田毅樹投入理由に
なる「データ」は存在する。
中谷選手の左右投手別打率
右投手.247
左投手.179
砂田毅樹の左右打者別被打率
右打者.184
左打者.269
つまりこの打席に中谷選手がヒットを打つ
確率は.180以上にはなり得ないのだ。
そしてもうひとつ。ラミレス監督は
この試合、出来れば三嶋一輝を起用したく
なかったのではないか。だから三上朋也を
7回に残しておきたかった。
2018年三嶋一輝の防御率
阪神戦5.40
甲子園6.75
ラミレス監督は7回の投手について明言
していない。シーズン当初は7回に井納、
と明言していたが、今は状況に応じて、
としている。東京Dの基本線は
三嶋ーパットンー山崎だった。甲子園では
三上ーパットンー山崎だ。これが状況に
応じての答えだ。球場や、対戦相手に
よって継投は変わってくる。
東京Dでデータに逆らい、陽選手に対し、
三上朋也を投入し失敗したラミレス監督。
甲子園では柔軟に修正してきた。甲子園の
三上朋也に対しては申告敬遠も行わなかっ
た。投手陣と何らかのディスカッション
が持たれたのかもしれない。
僕はラミレス監督を就任当初から、
誤った考えを、すぐに謙虚に修正出来る、
柔軟な監督だと思ってきた。
だから今、ラミレス監督が頑固に変えない
部分は誤りではないと信じる事が出来る。
だから井納翔一の処遇についても、コレが
本来の力を最大限に発揮させる為の
宇宙人の操縦術なのだと思う事にした。
今年春先、ラミレス監督の井納評は、
「立ち上がりから完璧な投球をしているか
と思いきや、何の前ぶれもなく突如5、6回
に崩れることも多々あった。代えどきを
見極めるのが一番難しい選手」
今季初先発もこの評価を一変させる事が
出来なかった。またも6回にその片鱗を
見せ、先頭打者も含め4四球では、試合後のラミレス談話は一定の評価はしつつも
歯切れが悪い。何より武器であるフォーク
が低めに決まらないのでは井納翔一の
ピッチングになり得ない。やっと4回から
では遅すぎる。井納翔一中継ぎ転向の条件
として、先発が6人揃えば、だった。
先発再転向はあくまでも先発6番手。
ラミレス監督から井納翔一に対する、
景気のいい話は出てこない。ラミレス監督
の発言は選手によって色を変える。
宇宙人の操縦術なのだと思う事にした。
コレを書いている途中でトレード話が
ブチ込まれた。トレードに関して僕が
書くことは何もない。事情を全く知らない
から。当然に我々は高城選手と白崎選手の他球団での活躍を願い、伊藤光と赤間謙の活躍を期待する事しか出来ないのだ。
但し、ひとつだけ間違いのない事がある。
コレは両チームが逆転優勝を目論んでの
トレードだという事だ。将来を見据えた
トレードでは断じてない。
しかし残された戸柱恭孝と嶺井博希は易々
と正捕手の座を明け渡してはならない。
高城俊人と語ったであろう優勝の夢は
必ずや今年に果たさなければならない。
白崎浩之だって今年はここまで、悶々と
した日々を送り、自分に訪れるであろう
事態は予測していたはずだ。それでも
腐らずに日焼けした姿を選手は全員
知っている、想いを共有しているはずだ。
かつて盛田幸希がトレードされた時に
感じた想いと同じものを僕は今感じる。
実は最近、今年もCS狙いに切り替えるか
と考えていた。恥ずべき事を改める。
絶対に今年、優勝しなければならない。
居ても立っても居られない、
ハマスタへ向かう。