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2018/08/31 16:00
真のエースは誕生するか!
僕のエースは遠藤一彦さん以来誕生して
いない。通算成績は134勝128敗58Sだが
僕が小学生の6年間は90勝70敗で最多勝も
2回獲得し、沢村賞も取っている。そして
アキレス腱断裂手術からカムバックした
晩年はクローザーとして活躍する。正に
僕のヒーローでありエースだった。
その後、斎藤隆や野村弘樹がエースと
呼ばれた時期もあったが、長くは続かず、
左右のエース止まりで、真のエースには
なり切れなかった様に思う。同年代では、
もちろん三浦大輔なのだが、三浦先発の
試合は楽しみではあったが、だから勝てる
という存在ではなく、あくまで永遠番長。
同じく佐々木主浩は大魔神。2人はエース
というより、アニキと神様だ。
昨日スタジアムに向かう途中、妙な感覚を
覚えた。「今日は東だから勝てる」
久方振りの感覚だったのでビックリして、
一生懸命に振り払おうとした。僕はずっと
自分に保険をかけている。大き過ぎる期待
は禁物なのだ。勝てたらいいなぁ。それ位
にしておく保険。落胆を小さくする為に。
マエケンだからとか、菅野だから難しい、
という感覚はあっても、ベイスターズが
今日は優勢などという感覚があるものか。
その感覚を多くのファンが覚える事、
そしてそれが確信に近づく事こそが、
真のエースへの道なのだと思った。
もちろんその道はスタートしたばかり。
だがその道を歩み始めた事は間違いない。
昨日の東克樹。調子は悪かった。僕が
バロメーターと思っているストレートの
急速が2回から142kmになる。
初回は最速146kmだが高めに浮いていた。
2回の先頭ビシエドに高めのストレートを
打たれた事で、変化球主体に切り替え、
ストレートはコントロール重視でスピード
を抑えたのだ。頼みのチェンジアップは
時折高めに浮き、スライダーは真ん中に
入って来るが、要所では最高のボールを
投げ込んだ。そしてついに5回のピンチ
では修正されたストレートが148kmを
計測し、武器の緩急を取り戻した。
こうなると6回7回は何の問題もない。
7回無失点で100球。次回が中5日なので
降板したが、続投なら間違いなく完封。
「悪いなりに」というのは簡単だが、
これがルーキーとなると言葉を失う。
ブルペンでも調子が悪かった様だから、
ある程度、想定された、かわす投球
だったのだろう。修正までしてしまう。
もう来年が楽しみで楽しみで楽しみで。
調子が良ければ当然に、悪くとも勝てる
のがエースだとしたら、その資格を十分
に有する事を見せつけたのが、昨日の
9勝目であり、僕はそれを確信した。
それとも他の選手が名乗りをあげるのか
・・・そう、それも楽しみにしなけらば
ならないし、期待しなければならない。
次は9月5日、11日、17日などという、
3連続中5日は可能だろうか?すると
追加日程次第では、今年あと6試合に
先発可能になるが・・・いかん・・・
ルーキーだということを完全に忘れた。