初回の「桑原神話」1日で復活！

失敗をすると反省する。繰り返したく
ないと思う。失敗を繰り返さない為には
トライをしないという選択肢がある。
失敗の翌日なら尚のこと消極的になる。

昨日の桑原将志は、投ゴロで2塁から
飛び出して塁間で挟まれた。失敗を取り
返すべく粘ったが、犯したミスは初歩的。
いつだったか、逆に投手の頭を越えた
遊ゴロで2塁から3塁に進塁出来なかった。
こちらは消極的なミス。前者は積極的な
ミス。どちらも判断ミスに違いはない。
しかし、一番やってはいけない事は、
積極的なミスの後に消極的になる事だ。
それでミスは減るかもしれない。しかし
好プレーは無くなる。桑原将志のプレー
は観客を魅了する。その特徴はガッツだ。
ギリギリのライナーに飛び込む。1塁へ
ヘッドスライディング。果敢な走塁。
いつでも桑原将志は泥だらけだ。そうだ、
積極性を失ったら桑原将志ではなくなる。

今日の初回、ショートへのゴロで、迷う
事なく2塁からスタートを切った。
プロなら当然の判断力かもしれないが、
昨日のミスがありながら、躊躇のない
桑原将志の積極性で同点に追い付き、
チームに勢いがついた。桑原将志の使命は
チームに勢いをつける事。それを全うし、
ミスを恐れなかった桑原将志に脱帽。
J.ロペスが又もやファールフライ落球後
2塁打で繋ぎ、それに応え、筒香嘉智が
長打を捨てたセンター返しの勝ち越し
タイムリー。N.ソトの三振だけはしない
というチームバッティングで3点を奪い
逆転に成功し、先制したヤクルトから
流れを引き戻した。

桑原将志が初回に得点か打点を記録した
試合は、今シーズン8連勝で前日の9月8日に
ストップしたが、今日で9勝1敗。
そもそもこれが昨年は26試合あって、
今年が少な過ぎるのだが、桑原将志が
初回に躍動すれば試合の流れは引き寄る。
今後も初回の桑原将志に期待だ。