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2018/09/22 22:37
京山将弥と平良拳太郎
今季ハマスタ最終2連戦
21日京山将弥20歳、22日平良拳太郎23歳
若き右腕が躍動した。春先とは別人に変貌
したこの2人に一体何があったのか!
共通して言える事は、京山将弥は12試合目
平良拳太郎は10試合目にして初の無四球。
失点はホームランのみ。そして、物静かな
ポーカーフェイス。闘志は内に秘める。
ひとつだけ決定的に違う点がある。
京山将弥のストレートはカット系、
平良拳太郎のストレートはシュート系。
変化球はカットボールとスライダーに加え
京山将弥はチェンジアップ、平良拳太郎は
シンカーを武器とする。こう見ると、
平良拳太郎の方が横の変化に富み、
京山将弥は外の出し入れと縦の変化で勝負
するタイプに見えるが、平良拳太郎の
シュート回転やシンカーの様な、右打者に
とって邪魔になるボールがない分、
京山将弥は絞りやすく、右打者に対する
被打率が3割を超える。この部分が、ローテに定着しつつある平良拳太郎と、行ったり
来たりを繰り返す京山将弥との差である。
しかし21日の京山将弥は、今回の昇格に
あたり、邪魔なボールを用意して来た。
カーブだ。しかも3回までは封印し、4回
から突然に投げ始めた。今までは投げても
1試合に3球程度。それを1人1球程の割合で
投げ始めたのだ。まだまだ有効なボール
とは言い難いが、打者を考えさせるには、
十分だった。そしてストレートをより
早く見せる。絞りにくくなったはずだ。
僕が驚いたのだから、中日打線はもっと
驚いたはずだ。聞いてないよ状態。これを
伊藤光が引き出したのか、自身の考えかは
分からないが、今回は春先の様な何となく
勝てた、ではなく、しっかりとシナリオに
則った勝利だったのではないか。春先に
感じた自信とは違う、ワンランク上の自信
を感じているのではないだろうか。
平良拳太郎は、僕の中では既にローテ投手。
後はスタミナをつけて、長いイニングも
首脳陣に不安を与えない信頼を勝ち得る
だけだ。コレ位やって当然。次回はかなり
大事な一戦を任される事になるだろう。