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2018/10/04 17:10
信頼第一!
投げてみないと分からない。起用しづらい
投手の典型であり、監督の信頼は得難い。
日常生活においても機嫌の良い日悪い日が
ある様に、人間だから好不調の波は当然に
ある。でもなるべく気分の浮き沈みを顔に
出さない等の、気遣いが必要な様に、調子
の波も穏やかに、悪いなりにまとめる投手
が監督には有難く、それが信頼となって、
一軍に定着する事が出来る。先発で言えば
東克樹。QS率65.2%はリーグ5位。
その修正能力こそが最大の武器であり、
不機嫌な顔も、ベンチに帰りバナナを食べ
ればご機嫌でマウンドに戻って来る。
中継ぎ陣で1年間一軍に定着し続けたのが、
三上朋也、三嶋一輝、砂田毅樹の3人。
3人合わせて190試合以上に登板する。
特に先発が早い回での降板が続く中、
どれだけチームを支えたか、それは防御率
などの数字で語り尽くす事は出来ない。
山崎康晃のセーブシチュエーションでの
失敗は今シーズンは2度だけ。リーグ抑え
投手の中で最も少ない。ヤスアキが打たれ
たなら仕方ない、と言える確率だ。劇場版
山崎康晃が放映される事も多々あるが、
それでも勝てるからこその信頼感だ。
野手では桑原将志と柴田竜拓。どんなに
打撃の調子が悪くとも、打率が上がって
来なくとも、チームの勝利に貢献する役割
が2人にはある。だからこそ1年間、一軍で
必要とされ続けたのだ。どんなに身体に
ムチャな態勢をさせようとも、激突しよう
とも、身体の強い事もまた強みと言える。
今日は京山将弥と笠井崇正が抹消された。
今回はおそらく予定されていた入れ替え
だとは思うが、2人とも首脳陣の信頼を
得たとは言い難い。2人にとって今季、
一段ステップアップした事は間違いない。
しかし、投げてみなければわからない、
という評価が一年間変わる事は無かった。
京山将弥が前半戦は先発投手陣を支えた。
それは頼もしかった。しかし逆に言えば、
それでもローテーション投手には成れな
かった。それは何故か。体力が足りない、
経験が足りない、色々あるだろうが、
やはり、信頼感や安心感をもたらす事が、
出来ない事が最大の原因だと思う。
京山将弥の安定感はフォーム固めから
始まる。左腕の使い方が毎回違う。疎かに
なりがちな左腕の使い方が、フォームの
安定感、バランスを生み出す。三浦大輔の
グローブは力強く前に伸び、脇に強く引き
付けられる。好投手は皆そこが一定だ。
笠井崇正は2つの顔を持つ男。男前の方は
三振の山を築く。そうでない方は四球の
山を築く。顔を出すのは半々だ。結果と
してココは1年間変わらなかった事に
なってしまう。下半身の始動から上半身
始動のタイミングがバラバラ。2人共に
まずはフォーム固めが必要だ。いつでも
どんな状態でも同じ動きをする。そんな
言う程に簡単ではないがやらねばならぬ。
昨年の台湾で行われたウィンターリーグ
において、2人は優勝に貢献した。そこで
観たのは、やはり期待と不安だった。
良い時は凄く愉快。悪い時は心臓に悪い。
厳しい世界で生き抜くには、信頼第一。
そりゃ偶には不細工な別人が顔を覗かせる
事もあるだろう。でも半々でなく偶にね!