1番筒香嘉智、2番N.ソト

この打順の狙いは分かる。実際に狙い通り
出塁はしたし、N.ソトの40号ホームランも
飛び出した。2人の数字に申し分はない。
10打席4打数2安打1本塁打4打点5四死球
打率.500、出塁率.700。試合にも勝った。
しかし、その弊害を無視する事は出来ない。
走塁はきっちりと弊害として露呈したし、
弱まったクリーンナップは12打数0安打。
他打者の戸惑いも僕には感じられた。
当然にこの打順でシーズンを通して戦う事
は出来ないし、丸選手との本塁打王争い
という特殊な状況で組まれた打順だと理解
している。だから、この打順を続けると
言われると違和感でしかない。次の神宮
では、現在3本差のバレンティン選手がいて
8日の試合で何本差まで迫るかにもよるが、
同じ状況とは言い難い。40本のN.ソトとの
勝負を避ける事はあっても38本の筒香嘉智
を無理に避ける事はないだろう。ラミレス
監督の意図がどうであれ、チームの順位
より、タイトル争いに舵を切ったと思われ
ても致し方ない。覚悟の上なのだろうが。
次戦では、巨人戦を睨みながらの特殊な
状況での試合になる。チーム一丸なくして
勝利はない。どの様な打順であれ、選手の
全員が違和感なく集中出来る様、説明なり、
ミーティングを行った上で、試合に臨んで
欲しいと思う。集中には審判との相性もか。