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2018/10/09 08:48
集中!
引退試合に否定的な意見を見聞きすると、
僕は少し悲しくなる。公式戦の場で個人的
なイベントを行うべきでないと。ましてや
順位の確定していない試合で、真剣勝負を
しないなど言語道断だと。正論だと思う。
ストレートしか投げない、フルスイングを
する。引退に際し花道を作る事が、暗黙に
行われている。それは認めないといけない
かもしれない。だから引退試合反対意見に
反論する事は難しい。しかし、僕がなぜに
プロ野球が好きかというと、それが人間の
行うスポーツだからだ。人間には感情が
あり、その感情や心理が勝敗を左右する。
僕はその駆け引きに魅了されている。
ミスが一切無かったらつまらない。人間
だからミスもするし、逆に想像を越える
プレーも魅せる。人対人だから楽しい。
そこに引退があるのならば、当然に情が
湧くのだ。引退投手の最後の三振は、積年
の努力が奪った三振。最後の打席は打者の
積年の努力で勝ち取った打席だと理解すれ
ば、真剣勝負の外で行われている事でなく、
勝負の世界で行われている一連の真剣勝負
なのだと理解出来る。だからこの時期に
行われる、引退試合に関して僕は真剣勝負
のひとつとして捉えている。かといって、
否定的な方々を納得させる事は出来ない。
個人タイトル争いに関してもそうだ。
1年間積み重ねた成績がタイトルを狙える
位置にあるのであれば、狙うべきであり、
狙わせるべきであり、逃す事を避けるべき
である。それはその選手が勝ち得た権利だ。
当然に誰もその立場に立てるわけではない。
それも真剣勝負の一環と言えなくはない。
最終戦で上に立っている者が有利で、追う
者が不利なのは当然だ。最後直前までは
積み重ねた成績が勝っているのだから。
タイトルが欲しければ、最終戦を待たずに
上回るべきであった。という事になる。
終盤の試合だけにフォーカスするのでは
なく、1年間の締めくくりの試合と解釈すれ
ば、タイトル争い上で行われる勝負も、
僕は納得が行くのだ。それを逆手に取った
のが、ラミレス監督の入れ替えた打順だと
思う。試合に勝つ事を疎かにしてはいない。
もちろんその情も湧くだろう。人間だから。
我々はその人間が行うからこそ楽しんで
いるのだから、受け入れたいと思っている。
そしてその他の雑音も多くなる。特に人事
の問題。それは別。それは来季の話だから。
来季がどうだこうだは、もう少し後でいい。
僕は今日も神宮のレフトスタンドから、
目の前の勝負に集中する。甲子園で行われ
ている勝負に対して出来る事は何もない。
ベイスターズの選手がどの様に勝ちに行く
のか、またはどの様に負けるのか。勝つ為
に声援で力を送りつつ、見守りたいと想う。
何があっても、どんなスタメンであっても、
どんな勝負が行われ様とも、今日の勝敗に
集中して観戦したいと思う。チーム全員も
同じ気持ちであり、ベイスターズは今日も
勝つ為に最大限に力を発揮すると信じる。