平関門

5回ツーアウトで何かを意識しているのか
いないのか分からないが、平良拳太郎が
ソコで降板する、ピンチを招く場面を
何度見た事か。5回に体力的限界が近づき、
その回を投げ切るのに苦労する。特に
ツーアウトから相手の抵抗が強く、関門に
なっていると思う。体力的限界とはつまり
75球〜85球を指す。今季、平良拳太郎は
13試合に先発して、最多の球数は96球。
平均は87.5球。QSは2度しかない。しかし
防御率3.49、コレは5回迄で2点しか取られ
ないという防御率だ。今季ベイスターズの
先発陣で言えば、最も優れた先発右腕だ。
そして平良拳太郎にとって最高のシーズン
だった。自信となり、課題が明確になった
シーズンだったからだ。それは投げる体力。
チーム方針から、シーズン中にその課題を
改善させる事は出来なかったが、来季の
平良拳太郎は、トレーニングを経て、変身
しているであろう。平良の関門は取り払わ
れているはずだ。集中強化すれば、ローテ
定着は間違いない。僕の中で決まっている
来季のローテーション投手は、今のところ
東克樹と平良拳太郎の2人だけだ。