野球チームを作ろう・FAと戦力外

今シーズン、ベイスターズのルーキーは、
5人の選手が1軍出場を果たしたが、今回は
高校生中心の育成を重視した指名になると
思うので、即1軍戦力の底上げになるとは
考え難い。そこで考えられる他手段の補強
を考えると、FA選手の獲得。その動向が
大変に注目されている選手もいるが、そこ
へ参戦する事は困難というか無理。
オリックスの投手が宣言した場合でも、
参戦して提示出来る金額での勝算は十分に
はない。相手次第では手を挙げる事すら
躊躇われるかも。広島、西武の選手は尚更。
ただし、金額面を重視せずに移籍先を選択
してくれるのであれば、伊藤光を交渉役に
して、可能性は出てくるかもしれない。
先発右腕は当然に補強ポイントだ。しかし、
井納翔一が2人になる、という懸念はある。
10勝するかしないか、同じ数負けちゃう。
でもイニングは計算出来る先発投手で、
今季のQS率は60％。DeNAの課題克服に
相応しいと言える。井納翔一も術後で計算
は出来ない。だからと言っても、やはり
2年3億は出せない。3年4億で微妙。ほら、
勝負になりません。人的補償も発生するし、
参戦せず、が妥当かもしない。そうすると
またもや阪神の内野手獲得の噂をちらほら
と目にするが、この選手は今年6月に左膝
前十字靭帯の再建手術を受けリハビリ中。
来年2月のキャンプインには絶望的、開幕
にも間に合わない可能性が高い。先日に、
書いた様に、来季開幕ダッシュが必至で、
間に合わない選手は当てにしない、という
のが僕の考え方。ましてや新戦力となれば
尚更であり、宣言しても獲得はない。
こちらは噂すら見当たらないが、もう1人、
中日のプリンスもFA権を取得した。覚醒
を待たれ早10年。キングへの道は絶たれ
たのか。それとも何かきっかけが必要か。
万が一、宣言した場合は獲得に動きたい。
二遊間の右打者は田中浩康枠が空いた。
右の代打としても期待は出来る。ついに
覚醒するかもしれない。守備には定評が
あり、ベンチにいたら有難い選手と思う。
という事で今年は積極的なFA選手の獲得
はないと考える。次なる手段は戦力外に
なった選手の獲得だ。古沢勝吾。かつて
天才と呼ばれた球児も、4年間で戦力外
となった。ソフトバンクでの指導者の話
を総括すると、過去の自分との決別が
必要らしい。まだ22歳だ。トライアウト
をきっかけにし、変わる事は可能で遅い
事は決してない。大卒のルーキーを獲得
するつもりで、心変わりに期待したい。
もう一人は西岡剛。何かとお騒がせな
イメージだが、その実績と経験は申し分
ない。リーグ優勝、日本一、メージャー
での経験が、若いチームの支えになる事
を期待して、田中浩康枠での獲得を検討
するべきだ。アキレス腱断裂の引退危機
からの、カムバックと言える活躍はない
し、見込みも薄いと感じるが、とにかく
その情熱は色褪せない。ベイスターズに
足りない、熱さ！を持った男だと思う。
西岡剛、堂上直倫、古沢勝吾のいずれも
二遊間の選手達。チャンスがあれば、
獲得の検討だけでも、いかがでしょう。