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2018/10/13 21:24
野球チームを作ろう・チーム方針1
開幕するまでが監督の大仕事だと思う。
7年前、横浜DeNAベイスターズは立ち
上がった。「継承と革新」という理念を
掲げ、池田社長を先頭に球団経営は強化
された。岡村社長のハマスタを常に満員に
する、という夢も叶った。叶わなかった
のは、高田GMの想い。3年でCS出場、
5年で優勝という目標は、少し遅ればせ
ながらも着実に階段を登って来た。しかし
ヘロヘロのGMは少し距離を置いて見守る
決断をした。「そしてあとはかつだけだ」
その後を託されたのが4年目のA.ラミレス。
続投という形で託された多勢の想いは、
「優勝」でしかない。2018年10月11日の
甲子園で南場オーナーから続投を告げられ
たその時から、監督の大仕事は始まって
いる。目標に向かって、それを達成する為
のプロセスをプランニングする大仕事。
チーム方針の策定は容易でない。今季は
スモールベースボールを掲げスタートした
が、中盤からは超ビッグへの転換を余儀
なくされた。大和の加入によりスモールが
具現化された。N.ソトの活躍によりビッグ
が可能になった。来季はどちらを選ぶか。
まずはここからだと僕は思う。なぜなら、
攻撃スタイルこそがチーム戦略に多大な
影響を及ぼす。投手は最少失点に抑える、
やるべき事は変わらない。ベイスターズの
場合は攻撃スタイルがイコール守備力だ。
スモールは守備力が重視される布陣。
ビッグは守備力が低下しその分得点する。
ここに投手力が加味される。投手力に自信
があれば、攻撃はスモール。逆はビッグ。
来季に向けて攻撃面に関しての補強は、
見込まれていない。現有戦力で十分と、
プラスアルファは代打陣の強化。それも、
若手の底上げに期待出来るだろう。だから
すでに、ラミレス監督の腹づもりは決まっ
ているはずだ。スモールかビッグか?
そのチーム方針がまず始めにあってこその
ラインナップであり、采配なのであり、
チーム方針の策定こそが監督の大仕事だ。
答えは簡単だ「スモールとビッグの融合」
ラミレス監督は8番投手の打順を見直す
考えを示した。決定事項と言っていい。
では来シーズンも2番にN.ソトや宮崎敏郎
を据える事は考え難い。初回は出塁率高く
クリーンナップに回し先制点を取る為、
以降は9番から続く3番打者の役割が今季。
だから9番投手なら2番はやはり、継なぐ
役割が求められる。8番投手よりも2番目
の打順回数は多くなる。6番打者を軽視
出来なくなる。「継なぐ」とは何もバント
だけを指す言葉ではない。ノーランナー
ならば、クリーンナップの前に出塁が求められる。そして得点力のアップには、走力が求められる。必ずしも盗塁ではなく、
せめて単打で2塁から確実に生還出来る
走力。小技、進塁打、出塁率、走力が求められる2番打者。その確立と擁立こそが、
「スモールとビッグの融合」を可能にする。
大和で始まり、大和で締めた2番打者。
この間実に14人。悩み多き2番打者。
大和、桑原、宮本、ソト、神里、楠本、
田中、山下、乙坂、柴田、石川、佐野、
梶谷、宮崎。逆にすげーぇ。。。
先発2番打者打率.265
大和25試合.222
桑原将志11試合.077
宮本秀明1試合.667
N.ソト48試合.303
神里和毅11試合.314
楠本泰史1試合.400
田中浩康2試合.000
山下幸輝2試合.286
乙坂智2試合.000
柴田竜拓10試合.194
石川雄洋4試合.267
佐野恵太1試合.000
梶谷隆幸1試合.250
宮崎敏郎24試合.337
今季の実績はもはや過去のもの。しかし、
参考にしなければならないのがしきたり
だとすると「スモールとビッグの融合」
打線を可能にする上で、参考になるのは、
神里和毅は適応している桑原将志は苦手。
その程度だろうか。僕は必ずやDeNA打者
の中に「スモールとビッグの融合」への
キーマンとなる2番打者が現れると信じる。
今シーズンの14人以外にも候補はいる。
打順についての考察はまだまだ先の話。
やらなければならない事がまだ沢山ある。
続く・・・