野球チームを作ろう・エース

12球団を見回して、現在に文句なくエース
と呼ばれる投手が何人いるだろうか。
パ・リーグには、菊池雄星、涌井秀章、
則本昂大と岸孝之。またここから一人減る
と、寂しくなる。セ・リーグでは悩むが、
R.メッセンジャーが議論されるであろう。
僕が考えるエースの条件は、いくつ勝つか
よりも、どこで勝つか、そして簡単には
負けない事。チーム最多投球回は当然とし、
大事な試合を託せる投手。そしてチームの
精神的な柱である事が望ましい。それには
もちろん、1年や2年で培われるものでなく、
エースの信頼と称号は年月をかけ手に入る。
その立ち居振る舞いは投手陣の手本である。
よって議論される事のない絶対的エースが、
セ・リーグには菅野智之しか存在しない。
おそらくは大瀬良大地が来季に掛ける座だ。
またエース依存度が低く、その誕生が強く
望まれていないのも事実。中6日先発が、
確立された現代において、エースを中心に
優先的に登板させる、というよりも、6人
以上揃える事が優先されるからだ。その点
においてR.メッセンジャーは議論の余地が
あると思っている。逆にソフトバンクは、
とにかく人数がいる事を最大の強みとする。
エースのMLB挑戦が続く中、次代のエース
候補は、各球団に出現はするが、その座を
掴み取るまでに至らないのが昨今なのかな。
ベイスターズもしかりだ。
三浦大輔はエースか、の議論はもうしない。
誰が何と言おうが三浦大輔はエースだった。
・・・続く