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2018/11/26 23:06
求められるものと求めるもの
2017年ドラフト8位・楠本泰史が今日、
初めての契約更改交渉を終え会見した。
物足りない、実に物足りない。僕が一番に
来季のブレイクを期待しているのは、この
楠本泰史だったのだが、これでは難しい。
僕は将来の3番バッターに期待している。
重ねるのは鈴木尚典。安打製造機だ。
開幕一軍を果たすと開幕戦で代打出場。
死球、四球、死球と3打席連続出塁で、
21打席目の初安打までに出塁率は3割。
ヒットは出ないものの、しっかりと出塁
する楠本泰史にチャンスメーカーとしての
期待を抱き、先頭打者としての代打出場が
増えていった。確かに雰囲気はあるし、
安定してスイングは鋭く、プロの変化球に
も対応している様にみえた。ただし・・・
僕にはその出塁への期待感が楠本泰史を
小さくまとめるのではないかと危惧した。
一発を期待する佐野恵太とは全く違う
起用法にも現れた。タイプと方向性は一致
しているのだろうか、疑問が付きまとう。
そして今日の物足りない会見。やはり出塁
という言葉を口にした。レギュラーという
言葉を使ったのかどうか報道はされない。
出塁率を上げる事は勿論に重要だが、
四球でレギュラーは取れないのだ。そして
来季も代打で甘んじるつもりでいるのなら
ば、また上下行ったり来たりだろう。
総じて大人しく思う。来季はレギュラーを
獲る。それくらいの事が言えないものか。
楠本泰史だって大学ではショートだ。一塁
に挑戦など挑戦でもなんでもない。経験は
ある程度はある。ポジションを獲りに行く
貪欲さは感じられない。セカンドは誰も
もぎ取り奪いには行かないのだろうか。
N.ソトのアピールを見て感じて欲しい。
ハングリーなのかエンプティーなのか、
持ち合わせなければならない心を求めよ。