不気味だ、実に不気味な燕だ

この時期はプロ野球の担当記者さん達も、
「ネタ」が欲しくてたまらない。4年目の
ラミレス監督は、かなりサービスをしている
と僕は思っている。新監督さん達は何かと、
話題は提供出来る。カープも移籍騒動で、
間を繋いでいる。しかし困ったのはツバメが
一羽で奮闘する球団だ。昨年の開幕直前に
行われたファンミーティングでも、小川監督
は物静かで、どことなく自信なさ気でいて、
特段に話題性もなかった。再起のスローガン
が、その覇気のなさに霞んで見えたのは、
多分に僕だけではないだろう。だから僕は
順位予想をAクラスからBクラスに落とした
のだが、大いに間違えだった。このオフも
さしたる補強もなく、再生工場のカラーを
一筋に押していて、一羽のツバメが寂しく
舞っている様に見えるが、不気味だ。あの
監督は代行時代の奇跡をサラっと演じる、
超一流の役者だ。黙っているだけ不気味。
ひとり芝居を演じる大将を脇目に、黙々と
エンピツナメナメほくそ笑んでいる。
間違いない。間違いなく不気味。絶対に、
ノーマークにするとやられるぞ。2019年
シーズンのキーはやっぱりまたもや神宮の
ヤクルト戦。FOR REAL の予告通りに。