1番.神里和毅

僕らはまだまだ神里和毅のポテンシャルを
確認しきれてはいないはずだ。ルーキー
スタメンで開幕し、まあまあなデビューを
果たし、特に走塁面では鮮烈であった。
僕が一番に驚いたのは左へのホームラン。
こんな事も出来るのかと楽しみになった。
しかし当然、プロの壁に当たり、ヒットは
出なくなった。それでも少しずつ慣れて、
明るい方向に向かった矢先の離脱だった。
だから、もう一度楽しみに神里和毅の、
センス溢れる躍動した姿を見てみたいのだ。
決して早打ちではない。調子を落とすと、
焦って何にでも手を出すが、基本的には、
狙いを定めクレバーに対応するタイプ。
ベイスターズには数少ないタイプであり、
必要な要素だろうと思う。そしてこの枠を
楠本泰史と争って欲しいのだ。勿論に、
梶谷隆幸がいる。だからチャンスは少ない。
セカンド争いの末に、N.ソトがライトに
回ってくる事もある。細川成也の育成にも
ベクトルを向けなければならない。一番の
激戦区と言える。しかし1番打者を考えた時、
桑原将志と争いをして欲しいのだ。課題で
ある盗塁成功率をオープン戦でアピールが
出来れば開幕スタメンを、梶谷隆幸と争う
1番手は神里和毅だ！