背番号18

僕は番長のコーチ業には半信半疑だった。
兼任コーチとしては経験があるものの、
そこはまだまだ浅いし、投手コーチとして
実績のある吉井コーチなどを求めている
自分がいたからだ。解説者としても斬新な
切り口で輝いていたわけでもなく無難だし、
イベントなどで会っても、かつてのオーラ
は褪せ始めていた。それもあっていきなり
チーフコーチは荷が重いのではないかと。
早々に謝ろう。ごめんなさい。長年に渡り
エースとして君臨、しかも圧倒的な圧力で
打者を封じるのではなく、コントロールで
勝負する三浦大輔の引き出しの数、努力、
工夫と量はハンパない。誰も真似出来ない。
コントロールだけで奪三振王の三浦大輔を
みくびってはいかん。ブルペンの隅で光る
眼差しはマウンドの三浦大輔そのものだ。
三浦大輔がベイスターズ投手陣を進化させ、
ついに１８の後継者を育てる。間違いない。
あの眼を見せられると。。ヨ・ロ・シ・ク！