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2019/02/10 18:58
トライ&トライ
三上朋也のシンカー、山崎康晃のスライダー
上茶谷大河のスローカーブと色々なものを
試してみるのがこの時期。9月5日の4点差で
ゲレーロにホームランされた山崎康晃の1球
がスライダーだったのなら、封印ではなく、
捨てるべきだ。そんな事を僕が言わずとも、
ピンチでは、大事な場面では、投手は自分
の得意な球種で勝負する。だから三上朋也
にしてもヤスアキにしても、余裕のある
場面での球種に過ぎない。上茶谷大河は
あらゆる試しを行い、引き出しをどんどん
増やし、ふるいにかける段階。それぞれの
立場によって、試行の意味合いは変わる。
そしてまた三嶋一輝のフォークも違う意味
合いがあるのだ。今シーズンの三嶋一輝は、
これまでとは違い、勝ちパターンの一角と
して開幕する。当然に相手マークも変わり
十分な対策を以って迎え討つ。東克樹が、
そうであった様に、常に相手の対策の上を
いく、工夫や変化が必要だ。 三嶋一輝は
四球の少ない投手ではない。だが、四球に
対する恐怖を軽減させた事により、直球に
開き直りの凄みが加わった。それでもその
ストレートがシュート回転する様な日は、
スライダー過多になり、相手の眼が慣れ、
三嶋一輝は逃げ場を失う。そんな時に縦の
変化があると幅が広がる。毎試合に好調な
わけではない。苦しい時に頼る、目先を
変える球は必要だろう。三嶋一輝には打開
の一球。しかし球種を増やす事により失敗
する事もある。元来の球種に悪影響を与え
たり、違う負担をかけることにより、怪我
する事も。去年、今永昇太のパワーカーブ
しかり。それぞれの立場、スタイルにより
挑戦へスタンスは変わるが、三嶋一輝の
フォークに磨きをかける事は大賛成だ。
飯塚悟史の2段モーションにも賛成だが
下半身への負担も2段だ。走ってもっと走り
ブドウ畑で下半身に自信を持つ必要あり。
倉本寿彦も桑原将志も筒香嘉智も今永昇太
も、それぞれに違った覚悟を持って、変化
を恐れず、進化を目指している。観ている方
も楽しめる、実にエンジョイキャンプだ。