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2019/03/16 20:09
得点する方法を考えよう
ホームランならすぐに点が入るが、多くの
場合は、塁を進めてランナーをホームイン
させての得点を目指す。ランナーが進んで
いる程に、アウトカウントが少ない程に、
得点の手段は増え、得点の確率は増す。
そこに戦略や作戦が必要になる。安打は
高くて3割、出塁率は4割、相手投手により
その確率は変動もする。状況に応じて、
出塁のランナーを活かすがベースボール。
ではどの様な作戦が有効なのか。それは
バッター、ランナー、アウトカウント、
イニング、点差、相手、チーム状況等に
よって指揮官が選択をする。連打だけを、
又は本塁打だけを望むのであれば、作戦
などは必要ない。それで相手より多くの
得点をして勝てるのであれば必要はない。
98年の横浜は、攻撃に限っては、コレに
近い野球をしていた。攻撃の指示は必要
なかったからこそ、権藤さんは監督業より
投手コーチの役割に重きを置いていた。
継投戦略に専念し、攻撃は勝手にやって、
オレはそれを守る方法を考えるから。
そーゆースタンスの野球だった。しかし
コレには限界があり、限定的だと言わざる
を得ない。切れ目のない打線だからこそ。
では、今年のベイスターズにマシンガンを
望めるのか。僕は今のところ明るくはない。
何はともあれ1.2番が固定出来ないのだ。
では、それをカルテットの破壊力で補い、
勝つ事が出来るのか。答えはノーだ。既に
昨年に証明されている。よって、今季の
ベイスターズには、確固たる得点プラン、
パターンが必要になる。本塁打以外に。
言い換えれば、散々に言い続けて来たが、
チーム方針だ。ベイスターズで言えば、
ビッグなのかスモールなのか。この大方針
が定まらなければ始まらない。そしてまだ
開幕2週間前にしても定まってはいない。
どちらかと言えば、ラミレス監督の心は、
ビッグに傾いている。何故なのか。
投手陣とのバランスを考えた時、開幕から
先発投手陣は盤石ではない。今年も理想
通りのローテを組むのが難しい状況。
若手の覚醒もまだ叶わない。ある程度の
失点を覚悟で臨まなければならない。
よってビッグベースボールが選択される
可能性が高い。先発陣が揃えば状況は
変わるだろうが、それまでの間はビッグ。
ビッグベースボールとは、超攻撃的。
1点を取る野球ではなく、打ち勝つ野球。
しかし、2点3点を目指し、1点も取れない
なんて事は当たり前に訪れるだろう。
具体的にはカルテットを2番から5番に
並べるのか、3番から6番に並べるのか。
初回から相手を圧倒する野球を目指す、
超攻撃的ならば前者が選択される。だと
すると、2番には宮崎敏郎なのか、N.ソト。
当然に1番打者が出塁するとは限らないが、
打率が高く、三振の少ない併殺打も少ない
右打ちの上手い打者で、走力も欲しい。
走力は諦めて、どちらかと言えば宮崎敏郎。
併殺打の多さは昨年に改善されたが、
超攻撃的型には我々のストレスの溜まる
失敗はつきもの。反面、成功すれば、
ちょー気持ちいい。送りバントはないの
だから、せめて得点圏に進めてくれ、も
望んではならない。最低限はないのだ。
ではコレで勝てるのか。優勝出来るのか。
前述した様に昨年同様の結果になる。
では?問題は初回に得点出来なかった時。
当然に出来ない事の方が多い。理想は、
ビッグとスモールの融合。ラミレス監督
は、今シーズンの投手の打順を9番にする
と言っていたが、僕は2番に宮崎敏郎を
起用するのならば9番にもリードオフマン
を起用すべきだと思う。大和を9番にする
と、大和、桑原、宮崎、ソト、筒香、
ロペス、と並ぶ。今日も先頭大和イニング
が2回あった。終盤は1点を取る野球に
切り替える。それが融合。1月のラミレス
構想にあった様に、2番打者に桑原将志が
期待出来るならば良いが、今は期待外れ。
超攻撃的打線を組むのは、理想の2番打者
が出現しない、大和にフル出場が望めない
からこその、苦肉の策である事が、1月の
ラミレス構想からも分かる。理想は理想
であり、叶わない今、我々も我慢をしな
ければならないと思う。恐らくはストレス
の溜まる場面が多いだろうが、成功した
歓喜の為に、それを信じて応援するのみ。
ただし、2番に楠本泰史がハマったら?