またまたケンジローを想う

「交換トレード」という活字がこんなにも
スンナリと心に落ちるトレードも稀だ。
特に贔屓のチームの選手ほど思い入れて
しまうものだが、先が仙台という事で、
熊原選手はバンザイしても良さそうな話。
地元であるよりも、オープナー制プランが
紙面を賑わすチームである事がなにより。
僕にとっては、1軍で活躍するような選手に
なったら嬉しいだろう、と思っていた選手。
密かに18番の後継者に指名もしていた。
何とも不器用で要領の悪い、ここぞで失敗
する選手でも憎めない。かわいいというか。
交流戦は6月21日からハマスタで3連戦。
絶対にこのマウンドに立つ。絶対だ。勝ち
に恵まれた男だ。必ず勇姿を観に行く。
それにしても「交換トレード」とは、同じ
タイプのダイナミックな制球難。どちらが
チームが変わると同時に自分を変えるのか。
ベイスターズの補強は一貫しているのだが、
逆に言えば、思い通りには進んでいない。
中後悠平、古村徹。都度、僕は田中健二朗
を想うのだが、また今日も眼つきが鋭さを
増しているに違いない。焦るな、と言って
も無理だろう。だが疑ってはならない。
ケンジローの復活を期待していないから、
補強している訳ではない。必ずやその力に
頼る時が来る。それも絶対だ。帰りを待つ。