柴田竜拓は何番打者タイプか

コレは当然に中軸でない事は確かだ。
楠本泰史と同様に1番という程走力もない。
だから必然と2番や7番となる。これまで
何度か柴田竜拓について書いてきたが、
僕は「打率を上げろ」しか言っていない。
出塁率が高くともバントが上手くとも、
柴田竜拓の様に圧倒的に守備力の高い
選手は、打率が高くなければ、スタメン
起用はされ難くなる。なぜなら、試合終盤
から終了迄、グラウンドに立っていて
欲しい選手だからだ。途中のチャンスで
代打を送りたくない選手。しかし、今の
打力、打率、得点圏打率では、チャンス
では代打を送りたくなる。だからスタメン
出場を躊躇わせるのだ。同じ様な打力の
選手でオーダーを迷った場合に、守備力の
高い選手を起用する事はあるだろう。
しかしソレが圧倒的だった場合は逆作用
として働くのだ。チャンスでは代打を送り、
その後で、守備力の高い選手を出場させる
という段取りが容易に想像出来るし、
作戦的にも試合を運びやすい。大和が、
阪神でレギュラーに定着出来なかったのも
同じ理由が考えられる。しかも大和の場合
はユーティリティで足も速い。だから、
柴田竜拓もチャンスで代打の必要のない
打力を付け、安心感のある打率を表示しな
ければならないのだ。スタメン出場した
からには、フル出場しなければならない
選手なのだから。以上の理由から柴田竜拓
のスタメン機会は減るのだ。しかしだから
こそ、柴田竜拓の一軍定着率は高い。
必要な選手には間違いなく、しかも上位
にて揺るがない力こそある。ジレンマ。
僕は柴田竜拓にジレンマを抱える事が
度々ある。打撃のアピールを貪欲にして
欲しいのだ。メシは食っていけるだろう。
引退したって困る事はないだろう。
プロで成功したと既に言える選手だ。
だけど・・・と僕が熱くなっても意味は
ない。ただ、僕は小さな体で大きな力を
見せつけて欲しいと思ってしまう。
永遠の野球少年、柴田竜拓が、小さな
野球少年達に大きな夢を見せて欲しいの。
今年こそレギュラー奪取へ欲を出せ！