心に響くプレー

勝利への飢えを感じたと昨日は書いたが、
今日は感じなかったな。誰か汚れたか。
パフォーマンスでも良いのだ、何としても
という気持ちを前面に出す選手がいない。
ヒット打って1塁ベースでニコニコ拳を？
何やってんだか。6連敗中のチームを
盛り上げようというのは分かる。しかし
方法が全く違う。もしや此の期に及んで
エンジョイとか言ってるのではなかろう。
ソレでは1回戦負けの常連チームと一緒。
先頭打者として出塁しても、刺されて
しまえば、相手を乗せてマイナスでしか
ない。笑顔は一周してからにしてくれ。
執念を持って戦っているのは分かってる。
ミスを責めるつもりもない。チャンスで
三振だって、結果は致し方がない。相手
のあることだから。ソレが勝負なのだ。
しかし誰かソレを表現してみないか？
泥にまみれてみないか？エラーはする。
何をやっても上手くいかない時もある。
後逸したらカバーの選手に任せるのは
そうなのだが、ただ天を仰いだら、今は
チームに与える悪影響が大きい。本塁打
されて膝をついて下を向く。同じ事だ。
心を打つプレーが必要なんだ。味方の
心に響く、勇気付けるプレーが必要。
ヘッスラ石川雄洋の雄叫び。打った瞬間
ベンチを鼓舞したJ.ロペスのホームラン。
甲子園、筒香嘉智の眼光。柴田竜拓の粘り。
梶谷隆幸のホームスチール。須田幸太。
勝利を呼び込むプレーは心を突き刺し、
心を動かす、燃えるプレーなんだ。それは
パフォーマンスでも良い。意識しても
大袈裟にでも良い。今、ソレが出来るのは
誰なんだ。データではない。左右も関係
ない。結果でもない。開幕スタメン1番は
何故に梶谷隆幸だったのか。チームに勢い
をもたらすが為に無理矢理に起用したの
だろう。ソレを何故に今やらないのだ。
最も相応しい役者を降格させた今に、
誰がその役割を担えるのだ。スタメンを
考えてデータを見る前に、考えて欲しい。
チームの心を動かすプレーをする選手。
今日はベンチの後ろではなく若手と一緒に
最前列に陣取った男がいただろう。