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2019/06/01 07:40
京山将弥
昨日のファームで京山将弥が先発登板し、
7回121球7安打1失点9奪三振1四球という
粘投をみせた。一週間前の前回登板でも、
7失点ながら自責点3で6回115球10奪三振。
ファームにおいては、僕は結果よりも
どの様な課題を持って臨んでいるかが
重要だと思っている。2試合で防御率2.77
1勝1敗という結果ではなく、内容と課題。
1試合目は6回4四球も2試合目は7回1四球。
そして2試合とも全てのイニングで先頭の
出塁を許していない。先頭打者に四球を
与える失点パターンの課題に取り組んで
いる。7安打ずつは許しているが、ピンチ
でも飄々とする姿が戻りつつある。1試合
目の初回に二死から、ヒット-四球-失策-
四球-ヒットで5失点という最悪の形を
出してしまったが、それ以降は封印した。
コレさえ出さなければ奪三振の力はある。
僕は今年、考え過ぎだろうと思っている。
プロの本当の怖さを知り、6勝したものの
防御率5.64という結果に拘り過ぎたのだ
と思う。5.64という数字が気になるのは
当然だが、それによって大胆さを失って
しまった。細かいコントロールを気に
するあまり、難しい事をしようとし過ぎ
たと思う。バックドア、フロントドアの
技術的で華麗なる投球を求めてしまった。
怖いもの知らずの若者らしさは、まだ
継続しても構わないと思う。その気持ち
が打者に伝わり、援護が貰えていたの
だと思う。「飄々と大胆に」コレだ。
課題のもうひとつはスタミナ。体つきは
大人になりつつある。だが、投げる力が
まだまだ足りない。115球、121球という
球数も課題克服の取り組みだろう。
今季は1軍で何度もチャンスをムダにした。
ラミレス監督の信頼も失った。現在の
立ち位置は2軍で待つ順番3〜4番で、
1番手は阪口皓亮。しかし、この現状を
プラスに捉え、この様に課題克服の時間
とすれば良い。焦る必要は全くない。
京山将弥の魅力と将来性を誰もが感じて
いる。今は、また、強くなるチャンスだ。