770件のひとこと日記があります。
2019/06/11 17:39
楠本泰史
昨季の山下幸輝と今季の楠本泰史に
共通して感じたのは「悔しさ」だ。
二人の感情表現は違えど、その根本に
見え隠れするのは、悔しさであり、
悔しい思いを沢山に味わったのだろう
という想像が出来てしまう。決して
喜びや安堵ではなく、お立ち台から
見えているであろう景色は、まるで、
「今の歓喜」ではなく「過去の屈辱」。
2人の口からは誰と何をどんな気持ちで
何を語らい何にトライしたか。そんな
過去の話しか出て来ない。どんな思いで
何をどの様に打ったかの今は飛んでしまう。
「懲罰」などという言葉を簡単に使うが、
選手にとってはチャンスを逃し、また次の
チャンスを待つ、成長のチャンスと捉える
までには時間を要するだろう。だからこそ
次のチャンスをモノにした時、その悔しさ
を思い返し、滲み出るのだと思う。
悔しさの先にあるのは、歓喜でなく、
やはり悔しさ。その悔しさを忘れるな、
とは言うが、彼らは絶対に忘れていない。
まだまだスタメンは転がり込まない。
まだまだ悔しさを胸に、歓喜は忘れ、
今日も1打席に全てをかけろ楠本泰史!