今日は宮崎敏郎

右アンダースローと言えばシンカーで、
右打者にとって、ただでさえ踏み込み
にくいのに、さらに邪魔なボールとなる。
だから右サイドスロー投手には左打者を
並べたくなる。しかし高橋礼投手は少し
様子が違う。今季の被打率を見ると、
右打者.253、左打者.172
左打者には外に逃げるシンカーと、体に
向かってくるスライダーでストレートを
速く見せる。しかし本来は右打者には
有効のはずなシンカーを投げていない。
理由は分からないが、つまり右打者に
向かってくるボールがないので踏み込む。
右打者にはカーブが厄介かもしれないが、
どうやら定石とは違い左打者より右打者
の方が有利なようだ。外国人選手が苦手
という定石も、ブラッシュ選手が得意と
している例もあり、当てはまらない。
ブラッシュタイプは、なかなかいないが、
右打者と言えば、宮崎敏郎。宮崎敏郎だ。