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2019/06/25 20:45
上茶谷大河
上茶谷大河のシュート回転するストレート
は武器になると評価する人と、悪癖と断言
する人がいる。例えばコレを意図的に操り
始めたら武器になるだろう。しかし今は
その段階ではない。将来的な話として理解
する。そのシュート回転は開幕当初と比較
して減って来た。好調の要因で違いない。
立ち上がりは抜群でも、4回以降チラホラ
と顔を出す。そうなると無失点でも心配に
なってしまう。ベンチは交代のサインと
受け止めている様に思う。特に僅差で、
一発警戒の場面では、早めの継投になる。
球数制限のある投手ではない。120球も
十分に衰えない力がある。100球超でも
続投された試合も何回かある。しかし
このシュート回転が疲れのサインと捉え
らえる以上は、減らさなければイニング
を託される投手にはなれない。スイッチ
は不安だから行われ、安心ならされない。
楽天戦は5回から出始めた。6回で降板。
最近、伊藤光のリードで目を惹くのが、
アウトコースのストレート。インコース
のストレートとアウトコースの変化球を
意識させておいて、外のストレート。
オーソドックスな攻めの様に思われるが、
内の意識の中では変化球は対応出来ても、
速球には難しい。このリードに応えて
いるのが、今永昇太とS.パットン。
そこに、三嶋一輝と上茶谷大河が快感を
覚え始めた。三嶋一輝と上茶谷大河に
共通するのが、外狙いが中に入ること。
アウトローという基本が充実してこそ、
一級品と呼ばれるのだ。伊藤光に導かれ
ルーキーは階段を急がずに登り始めた。
そして、最大の武器であるカットボール
と共に、パワーシュートを操り始めた時、
上茶谷大河は打者に最も嫌われるだろう。