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2019/06/29 05:55

J.ロペス

好不調の波は誰にでもある。だから僕は
主力選手の不調を、そのうち打つだろう
程度にしか思っていない。波が少ない
宮崎敏郎の大不振にもビビリはしたが、
最終的には3割打者なんだと思っていた。
どちらにせよ主力が額面通りの活躍を
しなければ、腹をくくるしかないわけで、
S.パットンしかり、代わりの選手などは
存在しないのだ。運命を託すしかないので
あれば、バタバタしても仕方ないのだ。
しかし、J.ロペスについては、少し違った
見方を僕はしていた。4月上旬の4試合連続
マルチ安打をピークに打率は下がり続け、
5月からは2割5分前後を行ったり来たりの
状態が2ヶ月間続いていた。特に気になる
のは打ち損じ。甘い球をファールにして
しまい、顔を歪めバットで頭をコツンと
やる姿を何度見たことか。不調も長引け
ば、ソレが普通になってくる。僕はコレ
が、ロペスの不振である事を願っていた。
逆に言えば、J.ロペスの年齢的な衰えに
よる、パフォーマンス低下であるならば、
打率.250のまま今シーズンを終える事も
考えられるからだ。選球眼も含め身体的
な衰えは否定出来ないであろうが、ソレ
に抗うJ.ロペスを僕は望んでいたが、
集中力に欠ける淡白な打席も頻繁にあり、
不安が大きくなってきたところであった。
J.ロペスは休む事を嫌う。途中交代でさえ
嫌い、試合に出続けていたい選手なので、
休養日は設けづらい選手ではあるが、
やはり少しスタンスを変更しなければ
ならないだろうと思ってもいた。だから
この交流戦後4日間の休養明けに期待は
していた。J.ロペスは「良い休養だった」
と言ったが、僕はソレは嘘だと思う。
J.ロペスはきっと休んでなんかいない。
練習休養日はあっただろうが、完全休養
していたら、4日間で打撃フォーム修正
など出来やしない。昨日のJ.ロペスは
少し重心を落としている様に見えた。
ソレは明らかに、衰えに抗っている姿だ。
本来であれば、年齢とともに下半身には
負担の掛からないフォームを模索する
はずだ。しかし、J.ロペスはあえてその
選択をした。下半身に疲労が蓄積すれば、
昨年の様な太腿肉離れの不安は増す。
そのリスクを覚悟でJ.ロペスは後半戦に
選手生命を掛けてきた。僕には感じた。
重心を落として、低めのボールを見極め、
体の開きを遅らせる。ソレにより今まで
ファールになっていた打球が、昨日は
レフトスタンド最上段へ2発突き刺さる。
そうやって勝手な妄想を膨らませると、
J.ロペスという選手の抵抗を黙って見届け
ようと思う。そして多くの感動をくれる。
J.ロペスの抵抗が長く長く続く事を願う。
昨日、J.ロペスは長い「不振」を脱した。

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    2019/06/29 07:03 ブロック