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2019/08/13 06:10
山崎康晃
「ヤスアキが打たれたらなら仕方ない」
という言葉には、タラレバはない事で
理解出来る。他の投手にクローザーを
任せる選択肢は存在しない。しかし、
「ヤスアキを責めることは出来ない」
という言葉には違和感。では他の投手が
打たれたら責めるのか、というイマイチ
的を得ない意からの感じなのだと思うが、
深読みしてしまっているだけなのだろう。
今日はカメラマン席横の最前列で観戦を
していたので、選手に僕の声がしっかり
と届いてしまった。国吉佑樹は僕の言葉
に、こちらを見て応えた。ラミレス監督
もしっかりと頷いた。しかし、打たれた
直後の山崎康晃だけは、僕の言葉に反応
することが出来なかった。僕はそこに、
クローザーとしての責任感を感じた。
「責められるべきことをしてしまった」
ヤスアキはそう感じて自分を責めていた。
本人は、仕方ないと、思ってはいない。
当然に切り替えることは大切だ。しかし、
まずは振り返ってからなのだろう。
僕が掛けた言葉は「ヤスアキ、次だ!」
聞こえているであろう距離で全く反応は
無かった。僕の言葉は安易だ。先ずは
己を責め、悔やみから始めなければ、
次へのリベンジなどあるはずがない。
「切り換えて」とは簡単に言ってしまう
が、決して忘れる事ではないのだ。また
明日は普通にやって来る。その明日迄に
責めて、悔やんで、反省して、そして
やっと未来がやって来るのだ。今日は、
クローザーの苦悩を肌で感じる貴重な
経験をさせて貰い、言葉を掛けるべき
ではなかったと、反省をしている。
さぁ一気に追い詰めた反動がやって来た。
ここで踏み止まるか、ズルズルなのか。
今日は仕事に行くのが憂鬱でいる。でも、
比ではないけど、俺も頑張るからさ。