守り勝ち

過去に何度か、記憶では最低一度は、
最近特に攻撃重視型のラミレス監督から、
「今日は守り勝ち」というコメントを
聞いたが、多分に結構古い記憶だと思う。
今日は絶対にこの言葉が発せられるはず。
そうでなければならない。野球とは、
「点を取らなければ勝てない」がしかし、
「点を取られなければ負けない」のだ。
今日の今永昇太は、とても無失点で6回迄、
投げ切れる状態ではなかった。特に丸選手
の打ち損じに助けられ、再三の柴田竜拓
ファインプレーに救われた。制球に苦しむ
中でも、相手打線は今永昇太を恐れて、
その対戦の主導権は今永昇太が握り続けた。
本調子ではない今永昇太に対して、本調子
の今永昇太と対戦する感覚で巨人打線は
相対してしまった。それは、今永昇太の
ネームバリューが高騰した証と言える。
特に5回は先頭打者に四球を与え、流れが
変わる展開が想像された。そして打球は
二遊間を襲うが、またも柴田竜拓が好守。
この併殺完成が結局最後まで流れを渡さ
なかった要因になる。よって守り勝ち。
E.エスコバー、三嶋一輝、山崎康晃の
気迫はスタンドまで伝わって来た。
大和の美技もあり、凄い内野陣のチーム
と錯覚してしまうようなゲームだった。
もう一度「今日は守り勝ち」そして僕は、
この試合を、今季最高のゲームに認定す。
その割には、何か書き足りない気持ちで
一杯だが、こんな日はごちゃ言わずだな。