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2019/10/10 04:29
ラミレス監督
相手スコットランドを、3トライ以内に
抑え、7点差以内の接戦に持ち込むか、
4トライ獲られても良いから、日本も
4トライ以上を奪って、7点差以内の接戦
に持ち込むか。戦術が守備的か攻撃的か。
どちらを選択するか、答えは簡単だ。
何故なら、日本は選択肢を持つが、一方の
スコットランドは選べないからだ。相手は
8点差以上で勝たなければならない。よって
攻撃的な選択肢しかない。攻撃的な相手に
対しては、当然に攻撃的に行かなければ
ならない。相手が攻撃的なほど守備には
隙がある。ラグビーにおいて、守備の時間
が長いほど体力を消耗する。守ってから
攻撃に転じるのは難しい。守備的に入って
の失敗は命取りになる。ある程度の点差を
広げれば、スコットランドだってリスクを
負わない。追い上げるのはどんどん困難に
なる。近代ラグビーにおいて、相手に得点
を許さない最も選択される手段は、攻撃を
切らさず続けることだ。ミスを犯さなけれ
ば、ボールキープ率はどんどん上がる。
開始10分を落ち着かせる事が重要になる。
そして先制点を奪えば相手は焦るしかない。
戦略的に優位に立つのはジャパンである。
ラグビーやサッカーは、攻撃の時間が平等
には与えられない。攻撃時間の奪い合い、
ボールの奪い合いからゲームスタートする。
やっと野球の話にしよう。野球はそうでは
ない。攻撃機会は平等に与えられる。
よって、攻撃は最大の防御ではない。
「点を取らないと勝てない」
「点を取られなければ負けない」
今季のベイスターズは5-4で勝つプラン。
そして5点目が取れないが故に負けた試合
が何度もある。コレを来季からは必然に
4-3で勝つプランに変更することになる。
防御率NO.1のタイガースに対して、真っ向
から攻めて行くのは無謀でしかない。相手
の強みを崩そうとするのでなく、弱みに
つけ込まなければならない。タイガースの
弱みは最多の失策数にある。揺さぶって
いればやってくれる。ただそこにつけ込め
ないのがベイスターズの弱みだ。相手の
強みを崩せずに、相手の弱みにつけ込む
試合巧者ではないベイスターズだから、
こんなにタイガースにやられっぱなしだ。
我慢して隙を突く野球が求められる。
来季はドラゴンズがもっと投手力を上げる。
阪神と中日に対しては同じ様な戦い方に
なるが、攻撃力も守備力も備える中日が
阪神以上に厄介な相手となる。他のチーム
に対しては、上回る投手力を盾にして、
打ち合いを挑めば良い。相手の戦術や、
相手先発によって戦略を変えるのは当然。
しかし、球場やチームを参考にするのは
他の要素が混在し過ぎてデータとしての
根拠が弱い。数字は指標ではあるが、
重要なのは、その根拠。その根拠として
の一番要素が、自チームや選手の状態。
相性が良くても、不調ならその通りでは
ないだろうし、逆もまたしかりだろう。
ラミレス監督が最も得意とするのは、
選手の状態の見極めだろうと僕は思う。
練習が良かった、という理由で起用する
時は、大抵に当たる。白崎と荒波の起用
に明暗が分かり易く現れているだろう。
コレはデータでもフィーリングでもない。
ラミレス監督の一流打者としての能力だ。
来季は自身の能力を、存分に発揮した
起用法を期待し、相手に応じた戦術を。
苦しく追い上げるのではなく、ジャパン
の様に、優位に勇ましく逃げるペナント
レース展開を、大いに期待しております。