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2019/10/30 05:26
スクラムハーフ
デクラークに撹乱され、ペースを乱された。
素早い出足から、日本のラインに加わり、
多彩な攻撃の芽を摘んだ。タックルの的を
絞らせず、体格不利を数的優位で勝りたい
ジャパンラグビーは、デクラークにより、
パスコースを限定され、ターゲットは
ダブルタックルで、ターンオーバーを
余儀なくされた。デクラークMVPの理由。
ラグビーは何が面白いのかと問われれば、
僕は「誰でも出来るから」と答える。
大男優位なスポーツに見えるが、実はそう
ではない。局面では、小回りこそを最大の
武器とする事が出来る。背が高い、重い。
それぞれの特徴に合ったポジションが
用意されているのがラグビーだ。何より、
タックルとは、体格で優位に立つものでは
ない。デクラークは巨漢の足下にスッポリ
収まり、根っこから捻り倒す。また小柄で
あっても、スピードで勝れば捕まらない。
決して体格差が勝敗には繋がらないのだ。
日本は南アのモールを止める事が出来な
かった。コレも体重差で押された訳では
ない。いかに密に、同じ方向に力を集約
出来るかがカギになり、組織力と言える。
ラインアウトは高さにやられた。南アは
それぞれの役割りを果たした結果だった。
そのリズムを作ったのがデクラークだ。
スクラムハーフはFWとBKの繋ぎ役だ。
繋ぎ役が目立ち過ぎると、ラグビーは
負ける。SHが孤立すると、FWとBKは
寸断され、それぞれが機能しなくなる。
元来は華やかな性質のデクラークが、
お調子者でいてくれたならば南アは強く
ない。繋ぎ役に徹し、味方の強みを最大限
に生かしたからこそ、南アは勝てるのだ。
ベイスターズの野球は明治ラグビー。
重量FWで前へと突き進む。しかしいざ
スピード勝負に持ち込まれると脆い。
苦手なタイプや攻略法は明らかになる。
ここ数年、ベイスターズに繋ぎ役は存在
しない。何もバントしろと言うわけでは
ない。パッと思い浮かぶのは波留敏夫。
イコール桑原将志と連想するファンは
少なくないはず。今、桑原将志は生きる
道を模索する時にある。リードオフマン
に拘るのか。それとも新たな役割りを
模索するのか。ベンチの笑顔は本物か。
そろそろ野球観戦を楽しむのは終わりだ。
本来、桑原将志が押しも押されぬリーダー
になっているはずだった。悔しさを表現
しよう。ユニフォームを汚してナンボの
選手だろう。ちょっと2番タイプではない。
などと言っている時間はない。長髪にしろ
とは言わないが、デクラークになれるのは
桑原将志しかいない。もう一度書く。
元来は華やかな性質のデクラークが、
お調子者でいてくれたならば南アは強く
ない。繋ぎ役に徹し、味方の強みを最大限
に生かしたからこそ、南アは勝てるのだ。
ホームランの後に、必ず調子を崩すのが
桑原将志。小回りこそが、最大の武器と
して、グラウンドを駆け回り、チームを
生かし勝利へ導け、ハマのデクラーク!