宮崎敏郎

小学生の時、初めての試合で右へ2本塁打。
トークショーでコレを聞いた時、やっぱり
な、と思った。宮崎敏郎が、何も考えずに
打てば球は右に飛ぶのだ。独特なフォーム
ですが、などという質問があったのだが、
宮崎敏郎にとっては変わらず自然体なのだ。
宮崎敏郎の右方向打率と右方向安打数
2013年〜2015年.333安打数13(全方向59)
2016年.403安打数25(全方向88)28,4%
2017年.506安打数44(全方向155)28.4%
2018年.519安打数55(全方向175)31.4%
2019年.358安打数24(全方向123)19.5%
宮崎敏郎の方向別本塁打数
2013年〜2015年3本塁打・左2中0右1
2016年11本塁打・左5中1右5
2017年15本塁打・左11中2右2
2018年28本塁打・左16中4右8
2019年15本塁打・左11中2右2
2017年に首位打者に輝きブレイクし、
2018年には長打力が増して進化した。
その過程において、右打ちを語らずして
要因を探ることは出来ない。2018年まで
上記の数字は進化を続けるが、2019年の
シーズンが不本意だった事も数字は語る。
今シーズン4月の不振により右方向を意識
する余り、自然体を失っていった。遅れて
は突っ込むの繰り返しだった。悩み過ぎて、
不自然に自然体を求めたのだ。自然体とは
求めて手にすることは出来ない。元来に
備わったものであるからこそ、戻す術を
宮崎敏郎は、持ち合わせてはいない。作り
上げたものではないからだ。天性が故に。
ソレを取り戻したのは切羽詰まった状況が
招いてくれた。親戚一同の観戦する試合で、
姪っ子との約束から放たれた安打だった。
5月1日の果たされた約束から宮崎敏郎は
復調へと向かう。あれこれ考えずに誰かの
為に臨んだ結果だ。しかし2019年ハマスタ
のライトスタンドへ宮崎敏郎の打球は1つも
飛び込んではいない。来季は目標4本で！